設立経緯
「到津の森公園」の前身は西日本鉄道の到津遊園(いとうづゆうえん)でした。
到津遊園は、1932年(昭和7)年に西日本鉄道の前身の九州電気軌道によって開園されました。ここは当時の小倉市到津の丘陵地でした。しかし2000年(平成12年)、到津遊園は経営不振で68年の歴史に幕を降ろしました。
ところが、閉園を惜しんだ市民の声が北九州市を動かし、閉園と同時に市の所管となったのです。2年の間、新しい構想の下に整備され、市民の動物園として生まれ変わりました。
そして2002年(平成14年)4月13日、到津の森公園は開園しました。
「到津遊園」の閉園発表と市民の反応
平成10年 | 4月21日 | ◇西鉄が「到津遊園閉園」の方針を発表 |
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5月11日 | ◇西鉄への申し入れ | |
5月22~23日 | ◇市民アンケート[電話アンケート分]実施 ・電話アンケート(20歳以上の市民500人を対象) ・ 市政モニターアンケート(平成10年度市政モニター150人) この間に、存続を求める要望が52団体、計26万人から寄せられる。 |
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6月16日 | ◇北九州市議会において全会一致で「到津遊園の存続に関する決議」を可決 |
「到津遊園」の引き継ぎと基本計画の策定
平成10年 | 9月29日 | ◇北九州市と西日本鉄道株式会社との間で到津遊園の引継ぎに関する基本合意書を締結 ◇動物園存続の要望書提出団体等へ説明 |
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11月30日 | ◇第一回(仮称)動物のいる自然の森公園検討委員会開催 ◇ホームページに提案箱を開設、インターネットで市民から意見・要望を受付 |
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平成11年 | 2月1日 | ◇市民の意見・要望を郵送・FAXにおいても受付開始 |
2月5日 | ◇第二回検討委員会開催 | |
4月23~24日 | ◇市民意見表明会の開催(市民団体 19団体出席) | |
5月25日 | ◇第三回検討委員会開催 ◇市民意見調査結果公表、検討委員会より中間報告 |
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7月28日 | ◇第四回検討委員会開催 | |
8月20日 | ◇第五回検討委員会開催 | |
8月25日 | ◇検討委員会答申、共同記者会見(市長、小野委員長) | |
平成12年 | 1月27日 | ◇基本計画発表 |
3月20日~22日 | ◇到津の森公園に関する意識調査の実施 (北九州市及び近郊市町村住民を対象とした無作為抽出法による電話ヒアリングアンケート方式) |
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4月1日 | ◇到津の森公園基金条例を設置 | |
5月9日 | ◇到津の森公園の今後の整備の進め方等について発表 ・到津の森公園基金への募金の受付開始 ・市民ボランティアの募集開始 ・平成12年6月1日以降の動物飼育を西鉄に委託することを発表 |
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5月31日 | ◇到津遊園の引継ぎ式・到津遊園閉園 | |
6月1日 | ◇遊具の撤去作業開始(~8月末) | |
7月23日 | ◇市民ボランティア講習会開始 | |
8月28日 | ◇安全祈願祭 | |
9月 | ◇工事の着手 | |
平成13年 | 5月 | ◇「草原の世界」、「郷土の水辺」完成、「南側管理棟」着工 |
7月 | ◇「樹冠の世界」着工 ◇新規市民ボランティア講習会開始 |
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8月 | ◇「林床の世界」完成 | |
9月4日 | ◇到津の森公園の管理運営等について発表 ・運営主体について ・飼育体制について・開園時期について・料金について ・到津の森公園専門会議について・整備工事の状況について |
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10月1日 | ◇管理運営主体が財団法人北九州市都市整備公社となる。 | |
平成14年 | 1月13日 | ◇「動物サポーター」「友の会」募集開始 |
3月31日 | ◇市民ボランティア「森の仲間たち」発足 |