獣医さんのお仕事
前回に続いて雪が降った12月22日の動物たちの様子をお伝えします(前回のお話はこちらから)。
お部屋でお留守番のワオキツネザルたち。
↓こちらは外のバックヤードでお留守番のグループ。
みんな仲良くヒーターで温まっていると思いきや、たまに後肢とお腹をしっかり温めようと独占する個体もいます
(ヒーターはしがみついても火傷しないように設置しています)
ワライカワセミたちも2羽仲良くヒーターに当たっていましたが、午後には止まり木にいました。
ビニールの風よけが役に立っているようです。
ライオンたちは温かい擬岩の上に。リアンは降ってくる雪を度々眺めているようでしたが、ライは…
やや厳しい顔。この後、ライは鼻水が出ていたため、心配していつもより少し早めにお部屋に戻したのですが、
食欲も旺盛!鼻水もなくなっており安心しました。
トラのミライもヒーターの上でのんびりと。
キリンのマリアは寝室と運動場の行き来を自由にしていました。寝室をのぞくと、私に気が付き
近づいてきてくれました。
「運動場に行けるのはわかっているんだけど…」とまるで語っているような視線でした。マリアも高齢なので、無理はさせずマリアのペースで。
さて、2回にわたってお伝えしましたが、前回の内容について訂正があります前回、「レッサーパンダの野風だけ、伸びて寝ていました」とお伝えしましたが、野風のお部屋だけ暖房を入れていましたどおりで伸びているわけですわ
言い訳ですが、レッサーパンダは感染に弱い動物なため、普段から衛生管理には特に気を付けており、寝室へは担当者しか入らないようにしています。獣医も治療や検査がない限り寝室内へは立ち入らないようにしています。幸い、ここ最近レッサーたちが体調を崩すことなく過ごせているため、私は寝室へ入ることもなく、暖房が付いていることも知りませんでした高齢の野風は温度管理により動きも表情もかなり違うようです。病気にさせない飼育管理が何より大切!あのすやすやした寝姿を見ると実感します。
さて、今年も獣医だよりを読んで頂きありがとうございました。来年も動物たちの健康をしっかり守っていきたいと思います。
皆さま、良いお年を
二井