獣医さんのお仕事
獣医だより ‐46- 慰霊祭①
獣医だより 2023年9月23日
まだまだ日中は蒸し暑さを感じる日もありますが、園内ではどんぐりの実が落ちはじめ、少しずつ秋を感じることができるようになってきました。
前日までの曇り空がうそのように、秋空になった9月23日、動物慰霊祭を行いました。
この1年間に19種45頭羽の動物たちが天国へと旅立ちました。彼らの冥福を祈り、黙とうと献花を行いました。
45頭羽の中には、ブログでもご報告しました、ミーアキャットのアポロ、ロバのモミジ、ニホンザルのチャコ、ヤギのヒナとヨシミツ、プレーリードッグのごぼうとレタス。この他に、
ホウアカトキのサスケ
1995年5月21日生まれのおじいちゃん。1996年10月に来園しました。ここ数年は、ムギワラトキやクロトキたちと共にバードケージで過ごしていました。
治療記録がないほど、元気に過ごしていましたが、2022年11月3日の午後4時、突然落下し死亡を確認しました。当日の午前中まで異常も見られず、剖検の結果、老衰でした。
ジェフロイクモザルのハルヒ
2004年10月7日生まれのメス。2012年11月、8歳の時に兄のミズキと一緒に来園しました。
大きな病気をすることもなく元気に過ごしていましたが、2023年12月15日の夕方、餌を食べる量が急に落ちてしまいました。その2日後には動きもやや鈍くなり、できる限りのケアをしましたが、12月19日に旅立ちました。細菌性の腸炎でした。
思い出すときりがないくらい、次々と動物たちと過ごした日々が思い出されます。すこし長くなりそうなので、次回にムササビのシロタビのお話をしたいと思います。
すべての動物たちの安らかな眠りを祈って。。
本当にありがとう。どうか安らかに。
二井