獣医さんのお仕事
当園では夏期と春期に実習生を受け入れています。
実習では飼育業務を行うだけではなく課題に取り組んで頂き、一定期間園内で掲示する場合もあります。今回は、この夏に来てくれた学生さんのそれぞれの課題をご紹介しようと思います。
学芸員実習生さんがキリンの行動観察を行いまとめてくれました。
もう一人の学芸員実習生さんにはこもれびの径の看板を作ってもらいました。
ぜひ、来園時には注目してみて下さい!
そして今年は獣医実習生さんも!当園の獣医は飼育業務もがっつりとあるので、動物たちのお世話の合間に、検査など獣医業務も行います。モルモットの触診をしたり、薬を作ったり、糞便検査をしたり、様々な実習をしてもらいました。そして課題として、一人の方には麻酔銃の解説パネルを作ってもらいました。
また、もう一人とはカメの解剖を一緒に行ったので、カメの解説パネルを。
カメの骨格標本は実習期間中に完成しなかったため、現在、私と担当者がカメより遅いスピードで作製を続けていますいつか皆さまにご覧いただけるようにしなければ…(↓製作途中のカメの骨格)
ところで、皆さんは獣医師と聞くとどのようなイメージを持たれますか?
獣医師 = 動物の医者
というイメージは強いと思います。犬猫といった伴侶動物、牛豚などの産業動物、そして動物園動物、このような生きている動物の病気を治したり予防したりするのはもちろん獣医師の仕事です。
しかし、もっと身近なところでも獣医師は活躍しています。例えば、皆さんは牛肉や豚肉、鶏肉を食べたことがありますか?これらが皆さんの口に入る前に安全かどうか検査しているのも獣医師です。他にも、食中毒が発生した時に原因追及したり、海外から病気が入ってこないか検査をするなど、様々なところで獣医師として活躍しています。獣医師に興味がありましたらぜひ調べてみて下さいね。
さて、話は実習生さんに戻り、これからどのような道に進むのか楽しみな夢いっぱいの学生さんと一緒に過ごし、私も良い刺激を受けました!実習生さんたちも、たった2週間でしたが、ここでの経験や体験が何か今後に繋がるものになっていればと願っています。
二井