獣医さんのお仕事
今年も無事終わりましたので実施報告をします。
6月6日土曜日、17時半から20時まで、第4回目となる
「ドリームナイト・アット・ザ・ズー到津の森公園」を開催しました。
※「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」は、1996年にオランダのロッテ
ルダム動物園が、癌を患っている子どもたちとそのご家族を招待したことを
きっかけにして、国際的に広がったもので、毎年6月の第一金曜日の夜に障害
のある子どもたちとその家族を招待し、気兼ねなく楽しいひとときを過ごして
もらう事業です。
2015年では世界36か国、266の施設が参加しており、国内では20の
動物園と水族館で行っています。
↑こちらはドリームナイト協会から送られる世界共通の旗です。
今年は例年の市政だよりやHPなどに加え、市内の特別支援学校へチラシを
直接郵送し、PTAの理事会でもアナウンスさせていただきました。
その効果もあってか、今年は去年の倍近い1100名もの方にご応募いただ
きました!!
6月6日当日、梅雨の合間に見事晴れてくれました!!
オープンの5時半、多くの方が詰めかけることも心配しましたが、
20組ほどのご家族が待っているくらいでしたが、入園されるか
たの波はゆっくりと途切れることなく続きました。
お迎えして気づいたことは、今年は車いすの方もわりと多く、
さらに、これまでほとんど来られてなかった重度の身体障がいの方もいらっしゃって
下さいました。
園内は勾配もあるので、やはり大変だと思っていましたが、これまでいらっしゃられ
ない方が来ていただけることは、とてもありがたいことです。
この、ドリームナイトを行うきっかけになったのは、そうした重度の障がいをお持ち
のお子さんたちを、学校の授業としてお迎えしたことでした。
そのお子さんたちのほとんどが動物園に来たことがありませんでした。
そんなお子さんたちのために、この事業を行いたいと思ったのがきっかけです。
(詳しくは去年の2014の中編~きっかけに)
それを思うと、お迎えする笑顔が泣き顔に変わりそうになり、何度もぐっとこらえました。
さて、4回目ともなると、毎回楽しみにご参加いただく方もいらっしゃるようで、
それこそ非常にありがたく、うれしいです。
「来年はお弁当持ってこようか?」そんな会話も聞かれました。
入園時間をずらすことも含め、みなさん、少しずつ「ドリームナイト慣れ」されている
ようです(笑)!
それはスタッフもボランティアさんも同じです。
今年は事前研修で車いすを押す講習も受けました。
迎える側も準備段階から笑顔!わくわくしています!
今年も約200名の方々に笑顔とパワーをいただきました。
おかげで内容もさらに充実しました!
まずはこちら。
スラックラインという綱渡りのスポーツです。
綱渡り?!
お子さんたちが出来るものなのか、一抹の不安はありましたが、大人気!
親御さんやボランティアさんと手を取り合って楽しんでいただける、
とてもすてきなイベントでした!
ほかにも企業さんからのがらがらくじや、フェイスシールを貼ってもらったり、
恒例人気イベントのフェイスペインティングやシャボン玉飛ばし、ヨガも!
動物たちも当園スタッフももちろん頑張りました!
ウサギとモルモットに
ニシキヘビも!
リクガメも!
キリンやゾウのえさやりなども行いました。
着ぐるみだって頑張りました!
トラのミライちゃんとプチボザウルスも人気!
夜の遊園地もにぎやかです。
園内どこでもお子さんとボランティアさんの笑顔が見れました。
退園の際のアンケートにも快くご協力いただきました。
「笑顔がいっぱいでした。親子共々楽しめました。」
「とても楽しかったです。障がい者でもいいことがあるんだと初めて思いました。」
「いつもは兄妹一緒に出かけられなかったけど、スタッフさんとボランティアさんが温かく迎えていただき安心して楽しめました。」
「ぜったい、らいねんもきたい!みなさん、がんばって!!」
など、大変うれしく、ありがたいご意見をたくさんいただきました。
(やはり今年も、感涙)。
アンケートでいただいたご意見はまた来年につなげたいと思います。
この日に関わったすべての方々のために、来年はもっと快適で楽しい「夢の夜」となるように、いただいた笑顔をパワーに、頑張って行きたいと思います!
※お顔の出ているお子さんたちは全て許可をいただいております。
外平友佳理