到津の森公園

獣医さんのお仕事 公園だより

プレーリードッグの赤ちゃん生まれたよ!!~秘話?

HPの2011年4月12日の動物たちのおはなしの番外編?です。実はこのプレーリードッグの赤ちゃんには「生まれる前の写真」もあります。

 

2010年12月からバイオとチャキぽんは、繁殖を期待され群れとは別にしていました。プレーリードッグの妊娠期間はとても短くて1カ月。妊娠しているかの確認をペアにしてから2週間後に超音波で検査してみました。

 

こ の時は残念ながら確認出来ず。その後1~2週間おきに妊娠検査を行ってきましたが、なかなか待望の兆しは見えませんでした。バイオは去年も別のメスと子ど もが出来ましたし、2頭の相性は問題なし。出来て当然くらいに期待が膨らんでいた中、検査をするたびに少しずつ不安が...見落としているだけなのか?獣 医の信用もかかってきます。そして何より担当の増田くんが一番心配していたことでしょう。

 

3 月20日、4回目の診断日。まずはお腹の触診、触っての確認です。んん!明らかな手ごたえが!「入ってる!入ってる!」そして超音波ではすでに画面に入り きれない赤ちゃんが見えました。このため、赤ちゃんの数と大きさを確認するため、レントゲンを撮りました。すると、重なり合って最低4頭が確認できまし た。

 

 

「おめでとうございます、お父さん!」増田くんも嬉しそう。計測するとすでに5cm。いつ生まれてもおかしくありません。以前もミーアキャットの妊娠診断をした際に翌日生まれたことがあったのです。

案の定?翌日、5頭の元気な赤ちゃんが生まれました。ぎりぎり生まれる前に診断出来て良かった!って...遅すぎやし。

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