獣医さんのお仕事 公園だより
カンガルーのお医者さん!
獣医さんの日常 2006年4月27日
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お食事中のロックワラビー(ひびき動物ワールド)
4月から新人の獣医が入り、いい刺激を受けています。
そして、もうひとつ新しいことがあります。若松にある「ひびき動物ワールド」の動物たちも4月から私たちが診察することになりました。
カンガルーやウォンバットは、ご存知おなかの袋で赤ちゃんを育てる「有袋類」という仲間です。このため、他の哺乳類とは違うところが多くあります。傷が化 膿しやすかったり、体温が低かったり、「カンガルー病」という特有の病気があったり、薬の効き方もまったく違います(詳しくはまた)。そんな訳で私も新人 同様、勉強することばかりです。
けれどもグレーカンガルーはとてもひとなつこく、治療中に他の個体がえさをねだって肩に手をかけたりしてくるほどで、ロックワラビーの赤ちゃんもとてもかわいく、なかなか魅力的なところです。
忙しさと気苦労は増えたものの、やりがいは充分。新人津田さんと一緒にがんばって行きます!