到津の森公園

獣医さんのお仕事 公園だより

到津の森公園で学ぶ「いのち」③ ~特別コース 発表内容の紹介
リハーサルの様子

槻田小学校:
「シマウマのお母さんが出産するときは、とても苦しそうでした。・・・新しいいのちが生まれるのが、こんなに大変なのだということを改めて感じました。」
「いのちはお金で買えるものではなく、同じいのちは探しても見つからないかけがえのないものであることがわかりました」
「今密猟や森林伐採で、人間が食物連鎖の一部を壊しています。このバランスを自分たちの手で戻す努力が今必要なのです。」
「動物園は・・・動物を見ることだけが目的ではなく・・・数が減っている動物を増やしていつかは野性に返すことが目的だそうです。・・・このような鳥たちがたくさん飛び回る世界を取り戻すための取り組みが行われています。」
「人間も・・・食物連鎖の一部にいることやいのちをいただいて毎日生きていることを意識し続けることが大切ではないでしょうか。」
そして最後は、「毎日を必死に生きている動物たちのために、動物たちを保護しようと・・・自然環境を取り戻そうとがんばっている人たちのために、・・・思いをこめて・・・」
全員で歌を合唱しました。

泉台小学校:
「チンパンジーは人間にとても近いので研究者の人たちは・・・何人と数えるそうです・・・絶滅の危機にあるので到津の森公園で増えてうれしいなと思いました」
「・・・飼育員さんの仕事について・・・鳥の飛び方や動き方、えさの減り方を見ながら病気でないか確かめるそうです。・・・動物園での活動を聞き、命を扱う仕事だということがわかりました」
「動物に関わっているのは飼育員さんだけでなく市民ボランティアの方々もいます。・・・私たちも・・・動物のために何ができるかを考え・・・希少動物の紹介メッセージを入れたカードやしおり、缶バッチを作り動物園で配る活動をしました。」
「そして僕たちは・・・無駄使いが・・・動物の命を奪い、絶滅につながることを今回の学習で気づくことができ、このことをたくさんの人たちに訴えて行きたいです。」
「絶滅のカウントダウンはすでに始まっています。・・・このカウントダウンを少しでも僕たちの手で遅らせていきたいと思います。」
そして最後は、「学習を続けていく中である歌と出会い、・・・歌の中にある動物も自然も人間も心を開いて手をつなごうという歌詞が大好きです。・・・動物も人間も幸せに暮らせる世界をみんなで作っていきたいと思います」として、やはり全員で歌を合唱しました。

出席者の中には涙をこらえる姿もありました。子どもたちの学習の成果は充分に発揮できたようでした。

発表後、子どもたちが書いた感想文では、いつも上から3分の1くらいしか書けない子が下までいっぱい書いてあったと先生が驚いていました。ウラまでびっしり書いてある子もいました。その感想の一部をご紹介します。
・ みんな練習の時より声が出ていて、みんな笑顔きれいな声が出ていたなと思いました
・ 絶滅しそうな動物のことをこれからも勉強して守っていきたいと思いました
・ 前日に泣きながら練習した。今日の出来事を死ぬまで忘れたくないと思った
・ 私はみんなが発表しているときに、この学習をしてよかったなと思いました

未来を担うのは子どもたちです。種の保存、動物たちのゆく末、それは彼らにかかっています。子どもたちへ今私たちが出来ることを、惜しまず続けて行きたいと強く思いました。

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