獣医さんのお仕事
消えゆく動物たちのメッセンジャー
イベントを通して 2004年10月 8日
白い羽に青い目が美しいカンムリシロムク
10月3日の日曜日、到津の森公園はファン感謝祭を行いました。
多くの方の支えあってこその到津の森公園。そんな感謝の思いで、様々なイベントを用意しています。
私も「消えないで動物ツアー~知ってびっくりふるさとガイド」と称した、動物たちの故郷を紹介しその置かれている現状についてのガイドを行いました。
世界各地の動物がいる到津の森公園。その動物たちは遠い国から来たメッセンジャーです。
彼らを通してその仲間が本来どんな所でどんな生活をしているかを知ることが彼らへの理解と尊敬につながります。その手助けをするのがここで働く私たちの務めでもあります。
平和そうに昼寝をするトラの夫婦、サクラとドラゴン。でも東南アジアにいる彼らの仲間は安心して暮らしているでしょうか?
遊んでもらおうと寄ってくる双子のチンパンジーキララとクララ。故郷のアフリカでは今何が起きているのでしょうか?
白く美しい羽のカンムリシロムク、唯一の故郷バリ島では今その姿が消えようとしています。
全ては人間との関わり方にかかっています。
絶滅の危機にある動物についての少しシビアなガイドでした。
猛暑もようやく終わり、物思いにふける秋、動物を守ることついて考えてみるのもいかがでしょうか?