獣医さんのお仕事
動物たちの足型比べ
イベントを通して 2003年8月 6日
先日、山田緑地であるワークショップに参加しました。
「動物たちの痕跡探し」と題して特に足跡を探してその足型をとろうというものでした。
山田緑地ではちょっと探しただけでイノシシやタヌキの足跡が見つかります。
子ども達と一緒に石膏を使って初めて足型をとりました。
そして午後は実際の動物とその足跡を見るために到津の森公園へ。
足の裏に墨をつけたポニー、ヤギ、イノシシ、タヌキそしてヒキガエルに白い大きな紙の上を歩いてもらいました。指の数も形もそれぞれ異なる足跡がきれいに取れました。
ヤギは安定したかつ丈夫な2本のひづめのおかげで急斜面や崖を歩くことが出来ます。ポニーはひづめが1本だけですがその分早く走れるようになりました。タヌキは足の裏に肉球があるおかげで足音が立たないように獲物に近づくことが出来ます。
これらはまさにその動物が環境に適応して進化した証なのです。
子ども達が直に足を見て触る様子を見ながら、足というのは外から見える為に進化について観察したり学びやすい場所である事に気づきました。
夏休みの自由研究に昆虫採集ならぬ足型採集はいかがですか?