獣医さんのお仕事
新動物病院の完成
動物のからだ 2003年5月14日
4月、新しい動物病院が完成しました。
今までの場所はもともとレストランを改造したもので、治療室と入院室のみでしたが、今度はそれに加え検査室、解剖室と簡易獣舎をあわせて随分広いものになりました。
また、必要な医療機器もいくつか購入しました。
その中で私が一番ほしかったものが「保育器」です。産婦人科などで新生児に使用するものと同じものです。
最適な温度と湿度を保つことが出来、特に幼弱動物では必要なものです。
引越してすぐ、まだまだ荷物の山であった新病院に最初の患者さんが来ました。
モルモットの赤ちゃんです。体が冷たく、衰弱しています。
急いで治療をした後、その保育器に入れました。しばらくするともそもそと動き始めました、もう大丈夫なようです。
その後も保育器は大活躍。水の中で溺れてた(?)クロエリセイタカシギもこの中で元気になりましたし、食欲の無いイグアナの入院室としてもうってつけでした。
私は最近保育器のことを「回復ボックス」と呼ぶようになりました。
せっかく建ててもらった素敵な病院です。動物たちに貢献すべく、ますます頑張っていきたいと思います。