獣医さんのお仕事
働く動物たち
動物のからだ 2003年5月28日
多くの来園者で賑わうGW。
その最中特に忙しく働く(?)動物たちがいます。ふれあい動物園のロバ・ポニー、そしてウサギとモルモットです。
ロバとポニーは連日大勢の子どもたちを乗せて歩きます。自分たちの餌代はおろか担当飼育員の給料も、というぐらい稼いでくれました。
そしてタッチコーナーではウサギとモルモットが子どもたちに大人しく抱っこされています。
時々そんな動物たちを見て来園者の方から「そんなに触られて疲れないの?」と、心配されることがあります。
もちろん疲れないとは言えませんが、GWの後、弱ったりましてや病気になる動物たちは1頭もいませんでした。そこは彼らの労働をねぎらう工夫をしているからです。
出番を交代制にし、多くのお客さんと接した日はいつもより栄養価の高い餌を多めに与え、さらに栄養剤を与えます。
この栄養剤、見た目は黄色く味も(薬の味見は獣医にとっては当たり前)人間の栄養ドリンクとほぼ同じ。まさに動物用リポ○○ンドリンク。
今日も働く動物たち、そして接するお子さんの楽しそうな表情。彼らの働く意味がまさにそこにあることを、つくづく感じる笑顔です。