獣医さんのお仕事
舞台裏の動物たちその2
ワイルド・ライフ・レスキュー 2002年5月 2日
入院室にいるアヒル、本名クラリーノ。でも私はいつのまにか「ガーコ」と呼んでいます。理由は簡単。動物病院のドアを開けるたび「ンガーッ!!」とあいさつするから。
ガーコ、じゃなくてクラリーノは、もともとある公園の池にいましたが、脚を痛めてよたよたと歩いていたため「保護動物」として持ち込まれました。左あしの 骨折が変形してくっついてしまっていたため、かばうほうの右あしの裏に大きなたこ(趾瘤症と言います)ができていました。たこは取れましたが、歩くことが 下手なためどうしてもすぐにたこが出来てしまいます。そのため外では飼育できず、入院室の住人となりました。
そして半年あまり。今やすっかり動物病院の「いやし系」になっています。毎日大きなたらいで水浴び。たまに来客があると決まっていつもの「ンガーッ!!」。もちろん皆にかわいがってもらえます。主役になれなくてもガーコは今日も元気!