到津の森公園

獣医さんのお仕事 公園だより

舞台裏の動物たちその2

入院室にいるアヒル、本名クラリーノ。でも私はいつのまにか「ガーコ」と呼んでいます。理由は簡単。動物病院のドアを開けるたび「ンガーッ!!」とあいさつするから。

ガーコ、じゃなくてクラリーノは、もともとある公園の池にいましたが、脚を痛めてよたよたと歩いていたため「保護動物」として持ち込まれました。左あしの 骨折が変形してくっついてしまっていたため、かばうほうの右あしの裏に大きなたこ(趾瘤症と言います)ができていました。たこは取れましたが、歩くことが 下手なためどうしてもすぐにたこが出来てしまいます。そのため外では飼育できず、入院室の住人となりました。

そして半年あまり。今やすっかり動物病院の「いやし系」になっています。毎日大きなたらいで水浴び。たまに来客があると決まっていつもの「ンガーッ!!」。もちろん皆にかわいがってもらえます。主役になれなくてもガーコは今日も元気!

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