名誉園長の部屋
マサイマラで見たもの
2009年7月15日
シマウマに群がるハゲワシ
翌朝 骨だけになっていたシマウマの残骸
マサイマラの空港に降り立った。これを空港というのだろうか?
飛行機は砂塵を舞いあげ、未舗装のSTRIP(滑走路ともいう)に降りた。
そばにはシマウマ、トピ、トムソンガゼルの群れが乗客を迎える。いや、迎えはしない。我関せずともくもくと草を食む。
よくもまあ、飛行機と衝突しないものだ。「いや、たまにありますよ」とディレクター。
夕刻、蚊柱ならぬハゲワシ柱を認める。車で駆けつけると多くのハゲワシ、ハゲコウがなにやら突いている。シマウマだ。前夜、ライオンに襲われたとレインジャーが言う。すでに半日以上たったシマウマは頭部と首を残すのみとなっていた。
翌朝、そこにはすでにシマウマの姿はなく、2本の肋骨と数個の骨片を残すのみとなっていた。
かくも自然はすべてを消費する!
今回アフリカロケを行った番組は、8月9日(日)に『動物園を変えた男たち(仮題)』として、WOWOWにて放送される予定です。(放送は終了しました)