動物たちのおはなし 公園だより
皆様こんにちは
だいぶ暖かくなり、過ごしやすい気温になってきた今日この頃、
(花粉症の担当者にとってはなかなかしんどい今日この頃、、、笑)
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
やってきました到津プレーリー土地管理員会のお時間です
第4回の様子はこちらから
(今回の1枚:運動場に仲間が少なく、1頭で黙々とごはんをかじるうめ)
前回は、プレーリードッグの運動場に草を植え始めた担当者とプレーリーたちの戦いについてお話ししました。
今回はその続き、、、
と行きたいところですが、
その前に皆様にご報告です
既にHPやSNS等でご存知の方も多いと思いますが、
ごまが3月1日、たまが3月3日にあかちゃんを出産しました
現在バックヤードですくすくと成長しています!
↑こちらはブログ作成時点で最新のごまの子ども(生後28日)の様子です。
どちらも初産だったにもかかわらず、一生懸命子育てしてくれています
たまは、出産初日に子供の鳴き声こそ聞こえたもののしっかり隠されていたので翌日たまが巣穴を離れたタイミングで頭数を確認。4頭の子供がいました
ということで、今回の土地管理委員会は運動場のお話をお休みし、
ごま母たま母の個性あふれる子育て事情についてお話していきたいと思います
まずは、ごまとたまがお母さんになるまでのお話です。
昨年(2024年度)も実は繁殖を試みていたのですが、うまくいかず、、、
プレーリードッグの性質から考えなおし、お父さん候補の「こんぶ」が
メスを独占できるような環境をつくりました。
(野生のプレーリードッグは1頭のオスに対し複数頭のメスが集まる「ハーレム制」という繁殖形態をとります。)
メスを独占しようと、もう1頭のオスであるシーザーに喧嘩を仕掛け、見事に勝ったこんぶ
↑メスの横でとられまいと撮影者を警戒するこんぶ
これでメスを独占!と思いきや、メスたちはあまりに積極的なこんぶが少し嫌な様子笑
プレーリードッグのメスは、2週間~3週間の期間で繰り返し発情が来ます。
しかし、交尾を受け入れるのはそのうちたった1日と、限られています。
こんぶ、こんな調子で大丈夫か、、、
と心配していた担当者をよそに、3月24日にごまと、同月27日にたまとの交尾を確認!
↑たまとこんぶの交尾(奥がこんぶ、手前がたまです。)
よし!!!いそいそとエコーの日程や今後の予定を立て、交尾から約2週間後にエコー検査をすると、
ごまもたまもおなかの中には赤ちゃんらしき像が
↑交尾から2週間後のたまのエコー写真。上のほうに写っている黒い豆のようなものがあかちゃんです。
さらに1週間後、再度ごまとたまのエコー検査を行うと、
ごまのおなかの子は心拍まではっきりと見えるほど成長していました
↑交尾から3週間後のごまのエコー写真。上の中央とその左下に、あかちゃんの姿が見えています。
たまのおなかの中も、1週間前よりはっきりとあかちゃんらしき像が見えました
ここから出産予定日に備えて準備を始め、
予定日の約1週間前から、お母さんたちは巣穴にこもって出産準備に専念してもらいました。
そして3月1日、朝の挨拶をしに行くと、産まれて間もないあかちゃんが。
↑出産してまもないごま。まだ顔の周りに血がついています。(数時間後にはきれいに舐めとっていまた。)
現在は毛が生えてプレーリードッグらしい姿になってきていますが、
うまれてすぐは3~4cmほどで毛もなく、赤に近いピンク色で生まれてきます。
3月3日にはたまも無事に出産。
プレーリードッグ舎の中は、あかちゃんの鳴き声でとってもにぎやかになりました
、、、と、今回はここまでにしようと思います。
たま母ごま母の子育てについて書くつもりでしたが、
母になるまでのお話が長くなってしまったので第5回到津プレーリー土地管理員会はおしまいにします。
続きは第6回の到津プレーリー土地管理委員会でお会いしましょう
今後とも7頭の成長を応援いただけますと幸いです。