到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

第4回到津プレーリー土地管理委員会

厳しい寒さが続く日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

お待たせいたしました。

お待たせしすぎたかもしれませんcryingsweat01

第4回到津プレーリー土地管理委員会のお時間ですpen

 

集まって暖とるず.jpeg

(今回の一枚:床材を全てトンネルに詰め込んでしまい、集まって暖をとるプレーリーず)

 

(いつものお部屋はこちら⇃ 床材を自分たちで整えてベッドにしています)

本来の床材.jpeg

 

さて、今回からは担当者が温めに温めた(温めすぎた)お話を

少しづつしていきたいと思いますcoldsweats01

 

というのも、土地管理委員会シリーズを最初に書こうと思ったのは

2023年の7月でした。

(タイトルがなかなか決まらず、第1回がやっと2023年の冬にスタートしましたね笑)

 

 

私は2023年4月よりプレーリードッグの担当チームに入れてもらい、

日々担当していく中で、とある疑問を感じるようになりました。

 

あれ?「プレーリー」って大草原だよな、、、?

 

 

そう、プレーリードッグの生息地である「プレーリー」という地名は、

アメリカの大草原地帯を指します。clover

 

到津の森公園の運動場はというと、、、

一面砂の運動場に見張り用の倒木が何本か。

 

何もなしパドック.jpeg

↑こちらは2023年7月初旬の運動場です。

 

草が全く生えていませんでした。

不思議に思い、過去の記録を漁ってみると、

以前にも同じような疑問を感じ、「草を植えてみた」という記録が残っていました。bud

 

草を植えることで、本来の生息環境に近づくならば、

私も植えたい!あわよくば一面草原にしたい!

(草を植えた理由は上記だけではないので、

こちらはまた次回以降詳しくおはなししたいと思います!chick

 

負けず嫌いの私はこのとき、やってやる!と強く意気込んでおりました笑

まさかこれが長い戦いになるとも知らず、、、coldsweats02

 

 

まず最初に試したのは、とある理由で先輩から手に入れた10株のヤブランを植えることでした。

プレーリードッグの生息地に生えているイネ科の草とは異なりますが、

プレーリードッグに対し毒性がなく、なんとなくイネ科の草に似ている。

(今思えばなんて軽率なんだと思いますが、当時の私はそれでもやってみたい気持ちが強かったようですcoldsweats01

 

まずは10株のヤブランを植えやすいところに植えて、様子を観察することに。

 

ヤブラン獣舎側.jpegヤブラン園路側.jpeg

↑植えられたヤブラン

 

すると、わらわらと集まってきた6頭のプレーリードッグたちが、噛み切り始め、

あっという間に「噛みちぎられたヤブラン」が完成しました笑

 

噛みちぎられヤブラン.jpeg

↑食べるなどもなく、ただ、噛みちぎられたヤブラン

 

ものの10分足らずでした。

あれ、どうしてヤブランを植えたんだっけ、、、?笑

 

そして考えましたclip

なぜ草を植えるのか、どんな行動を引き出したいのか、どんな草をどんな場所に植えるのがいいのか?

迷った結果はいかに、、、?

 

 

そんなところで、第4回の到津プレーリー土地管理委員会はおしまいにしたいと思います。

また第5回到津プレーリー土地管理委員会でお会いしましょう!sun

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