動物たちのおはなし
みなさんこんにちは
ジメジメした気候が続きますが、いかがお過ごしでしょうか
雨の降る日は気分も少し下がってしまいますが、
飼育員のお仕事の中には、そんな日にこそはかどるものもあります
到津の森公園の園内には様々な植物が生育しています
園路にはもちろんですが、
動物たちの暮らしているスペースの中にも、、、
いきものたちは、植物を“たべる”だけではなく、
“かくれる”
“やすむ”
“あそぶ”
などなど、、、他にもさまざまなことにつかいます
(こんなところに目を向けてもらうのも動物園の楽しみ方の一つだったりします)
さてそんな、いきものと切っても切り離せない関係の植物ですが、
いろんな種類の、たくさんの植物を動物たちに提供したい!!!
という飼育員の気持ちは山々なんですが、、、
私自身は恥ずかしながら、この仕事に就くまで意識したことがなかったのですが、
植物、、、購入すると、結構お値段が張るんです、、、
ということで、簡単にたくさん購入できるわけではない植物。
飼育員は、雨の日や、雨が降った後、
園内で日ごろから目をつけていた小さめの植物を摘み取って、
植物のサイズに合った苗を作り、
(ミライは作業するスタッフが気になる様子、、、ずっと観察されていました)
大事に大事に育てます。
(こちらは先日の雨のあとに作ったポットたちです。)
この植物たちが育って根っこがある程度しっかりしてきたら、動物たちのお部屋に植えかえます
(ポットごとお部屋に置いてみることもあります。)
この日は収穫がたくさんあったので、さるやまにも直接植えてみました
先ほどおはなししたように、
動物たちは植物を大いに活用してくれるので、
たくさん植えてもそのまま大きく成長するものは少なくなってしまいますが、
動物たちが食べたり、食べないけどかじったり、抜いたり折ったりしたあと、
その中の一つでも、いつか大きく成長して、
隠れる場所になったり、木陰ができたり、その植物にまた違ういきものが集まってきたりして
動物たちが過ごしやすい場所ができればいいなあと思っています
動物園に遊びに来られた際にはぜひ、そんなところも観察してみてください