動物たちのおはなし
みなさんこんにちは
GWをいかがおすごしですか~?
もう梅雨のようなお天気がつづいていますね。
そんな今日は到津の森公園のレッサーパンダたちのおはなしです!
まずは、凌凌(リンリン)
繁殖に向けてアシタバとのお見合いを昨年の11月くらいから行なっていました。
動きの速いアシタバちゃんの動きについていけるのか?疲れすぎてしまわないかと心配していましたが、元気に過ごしてくれていました。
4月半ばからは、のんびり一頭暮らしにもどしています。
笹やリンゴ、ペレットのほかに、春の感謝祭「あゆみあるく展」でも紹介しました、笹パウダーを混ぜたエサを毎日完食してくれています。
もともと毛が長めなのですが、毛の生え変わりがはじまって、ちょっとモサモサです
つづいて、野風!
寒い日には、暖房をいれてすごしていました。そのおかげか、一番毛の生え変わりが早く進んでいます。毎日ブラッシングをしても、びっくりするくらい抜け毛がとれます
以前はしっぽの毛がからまってフェルト状になりやすかったので、とくにしっぽを入念にブラッシングしているので、ふわふわしっぽです。また、左の後ろ足を毛づくろいしすぎる傾向があったので、その周辺も念入りにブラッシング。いまのところ、ほかの部分と比べると薄めですが新しい毛も生えそろってきて良い状態です!
外でも活発に動き回って、高い位置の木陰でお昼寝していることもあります
つぎは、アシタバ!
最近は曇りで涼しい日が多いこともあって、お外で過ごす時間が長くなっています。
とてもアクロバティックで、ここを通るのか!と驚かされることもあります
先日は曇りでほどよい気温と涼しい風
夕方になっても高い木の台でくつろいでいて
なかなか帰ってこないので、大好物のリンゴ片手にお迎えにいきました
GWあたりから気温があがってくるので、冷房のはいったお部屋で過ごす時間が長くなります。
お外と自由に行き来できるようにしているので、探してみてくださいね
そして、笑笑(クスクス)
今年の春もタケノコをたくさん食べました!
園内でとれた新鮮なタケノコを上手に皮をむいて、いちばんおいしい柔らかいところだけ食べてくれます。
一番心配していたのは、環境の変化。幼少期から笑笑のことをお世話していた飼育員の退職に伴い、おおよそ1年かけて引継ぎをおこなってきました。笑笑は環境の変化に対して繊細なところがあるので、どうかな?と思っていたのですが、毎日念入りに匂いを嗅がれ、
トレーニング用のケージにはいって、継続的に採血もでき、
わりと落ち着いて、のんびりと過ごしてくれているようで
ここ数日は、外の運動場とをつなぐ金網の通路でぺったりとお昼寝していることが多いです。
新しくレッサーパンダ担当チームにはいった飼育員にも徐々になれていってもらいたいところです。
さて、こちらも注目!
昨年度に土づくりや植物を植える活動をイベントとして実施した、レッサーパンダの運動場はこのように緑におおわれています。雨がよく降るので、いまはもっと青々としています!
ご協力いただいた参加者のみなさま、ありがとうございます!
最期に、手続きが遅れてご報告できていなかったのですが、昨年秋に実施した国際レッサーパンダデーでみなさんからいただいた寄附を、Red Panda Networkへ無事送金いたしました。野生で生きるレッサーパンダたちを密猟者から守り、生息地の森を回復させるために使われます。今年も秋に国際レッサーパンダデーのイベントを実施する予定ですので、楽しみにしていてくださいね。