動物たちのおはなし
1月21日(日)に「わくわく体験教室~なまえの意味をかんがえよう!~」というイベントを実施しました。
今回のわくわく体験教室のテーマは「なまえ」です!
動物や植物、「いきもの」の「なまえ」に注目して、名前の付き方、そこから「いきもの」の特徴を一緒に考えていこう!という主旨でした。
まずは、自己紹介!
自分の「なまえ」とその由来、今日の気持ちを参加者の皆さんにも紹介してもらいました。
さて、自己紹介が終わったところで、今日のテーマ「なまえ」についてです!
写真は動物園で見られる「なまえ」を、チンパンジーを例に挙げながら、説明しているところです。
次は、少し難しく、分類や学名のお話し。
分類とは、「いきもの」を共通の特徴で区分してまとめていくことです。
なまえをつける上で、分類することはとても大切なことです。
ヒトは他の動物とどんな共通点があるでしょう?
動物? 植物? 背骨がある? それともない? 子どもはおなかで育てる? 卵を産む?
などなど、いろいろな特徴で区別していきます。
また、学名とは、世界共通で使われている名前のことです。
話しを聞いているだけだと、よく分からなくなってくるので、
実際に皆さんに分類にチャレンジしてもらいました。
到津の動物の中で「ネコ目」のなかまは何種いるでしょう?
(動物の看板を見てみると分かるので、みなさんもしらべてみてくださいね)
レクチャールームで「なまえ」について知ってもらった後は、
実際に動物を見ながら「なまえ」について考えてもらいました。
さて、これは何の動物の学名でしょうか?
正解はマンドリルです。
次の動物の学名は「Symphalangus syndactylus」。
これはフクロテナガザルの学名です。
ラテン語で「交差する指の骨 指が合わさる」という意味があります。
この学名は、後ろ肢の人差し指と中指の皮膚がつながっていることが由来しています。
(※ただし個体差があるようです。)
そして、最後にムササビの森に向かいました。
当園に住んでいるのは日本の固有種、ホオジロムササビ。
日本全国でも様々な呼び方=方言名があります。
ムササビは夜行性の生き物なので、昼間に動いている姿は見られませんが。
ぜひ、会いに来てあげてくださいね。
ムササビの森を後に、レクチャールームへ戻ってきました。
当園のムササビの中には「カエデ」「モミジ」と日本の植物から名前をもらっている個体もいます。
なので、今度は植物の「なまえ」を勉強します!
というわけで、いままで、動物でもお話してきた分類に、植物でチャレンジ!
それぞれ、触った感じや、葉っぱの生え方、形、匂いなどの特徴から、
見分け方、その植物の「なまえ」について紹介しました。
カクレミノ マテバシイ
スダジイ(表) スダジイ(裏)
イチイガシ
ネズミモチ ユズリハ
こうやって葉っぱをみていくと、様々なちがいがあることが分かります。
園内で見つけたときには、確かめてみてくださいね。
今回は「なまえ」をテーマにイベントを実施させていただきました。
この場をお借りして、今回ご参加くださいました皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
「いきもの」のなまえにどんな意味があるのか、由来や実際の姿形や特徴などを比べてみると、新たな発見があるかもしれませんよ?
皆さんも、興味があったら、ぜひやってみてくださいね