動物たちのおはなし
以前からこちらのブログでお伝えさせていただいております、
モルモットの「ユズ」について、皆様にご報告があります。
(前回の記事はこちらから)
それは、1月21日(日)午前中のことでした。
いつものようにユズのペットシーツとオムツを変え、
ユズ専用のごはんを置こうとしていたところ、
なんとユズが立ちました。
えっっっっ?!?!?!
同伴していた獣医もビックリ
しばらく二人でユズを見つめていました。
ふと我に返り、皆様へのご報告と記録用に動画を回し始めたときには、
ユズがもうやる気をなくしていました。。。
「立った」といっても、完全に後ろの両肢に力が入ったわけではありません。ですが、左側の後ろ肢は力を取り戻し、しっかりと地面についていました。
にしても、右側の後ろ肢は寝たままなのに、
左側の後ろ肢だけでここまで立つとは
とても正直な話をします。。。
ユズが立てなくなった日から、おふろに入れて筋肉をほぐしたり、マッサージを続けていましたが、もしかしたらユズはこの先立てず歩けずのまま生涯を終えてしまうのかもしれない。と、どこか覚悟してしまっていました。
そのうえで、立てないならば立てないなりに充実できるよう、ユズの暮らしを支えよう。と思っていました。
けれどユズは誰よりもあきらめていませんでした。
動物の生きようとする力はとても偉大ですね。
できる限りユズの力になりたい!
そう思った飼育員は、とあるモノを作り始めました。
それは、「車いす」です。
うまく完成し、ユズが自由に動けるようになったら、元居た群れのアポロやコスモとまた一緒に暮らせる日が来るかもしれない
そんな期待をしつつ、奮闘中の車いす作成過程を紹介させてください。
まずは初号機「のりまき」
こちらは台座に車輪を2つ付け、マジックテープで身体を固定する構造です。
試してみると、、、
2輪だと上手くバランスが取れないようで、台座が地面に引っ掛かかってしまいうまく前に進めませんでした。
そこで、2号機「ユズまき」
こちらは1号機から車輪を1つ増やし、3輪に。
さっそくお試し
初号機と比べて台座が地面に引っ掛かることはなくなりましたが、
少し高すぎたようで、前肢にうまく力が入らない様子でした。
(そして突然謎の台座にくくられて不服そうなユズ、、、)
まだまだ改良が必要なようです
少しづつですが、期待を超える回復ぶりを見せてくれるユズ。
車いす作製の進捗具合も含めまたこちらで報告させていただきますので、応援していただけましたら幸いです。