動物たちのおはなし
11月26日、「はじめての野鳥観察会」を連続講座としての1回目を開催しました連続講座ですので、参加者の方に集まっていただけるのか心配しましたが、野鳥観察に興味のある6名の方にご参加いただきました(内1名は小学生の男の子野鳥観察の良いところは、年齢関係なしに楽しむことが出来るところです)
当園では毎年冬に野鳥観察会を開催していますが、どうしても野鳥観察がメインとなってしまいます。観察だけではなく、他にも野鳥の探し方、種の同定の仕方、図鑑の選び方や見方、双眼鏡の使い方、それから野鳥観察時のマナー等々お伝えしたいことがたくさんあります。1度の観察会ではお伝えすることが難しく、もっと詳しくお伝えしたいというスタッフの熱い思いから2回にわけての講座として開催の運びとなりました
1回目の今回は、パワーポイントを使用した解説を中心に行いました。野鳥ってどんな鳥?意外と知らない夏鳥や冬鳥のこと。「ものさしどり」ってどんな鳥?・野鳥のなきごえを聞いてみよう・図鑑と双眼鏡の使い方等々を丁寧に解説することができたのではないかと思います
野鳥観察を行う場合、必要な道具として、野鳥図鑑があります。図鑑は種類も多くどんなものが良いのか、悩みどころ。そこで、図鑑もたくさん用意しました。園にあったものから、スタッフのオススメ図鑑までずらっと並びます
様々な種類の図鑑
野外で観察するには、軽くて小さいものが便利ですし、詳しく知りたい場合は、たくさんの種類が載っている大きな図鑑。種に対して深く知りたい場合は専門の図鑑等々。
図鑑の見方や、選び方を学んでいただいた後は、双眼鏡の使い方です。自己流で何となく使っている方も多いと思いますが、しっかりとマスターすれば、くっきりはっきりと観察することが出来ます。それから、観察したい対象を見つけた時は、目を離さず、双眼鏡の方を目に持ってくる。これが大切です。しかし、言葉で言うのは簡単ですが、実際にやってみるとこれがなかなか難しい
まずは、正しい使い方をしっかりと
一通り学んだ後は、バードゲージに移動して、双眼鏡を使ってみました
(写真を撮り忘れました)
バードゲージには、フラミンゴや、トキ、カモ類がいますので、双眼鏡の練習をするのにはピッタリ肉眼では見えない細部まで観察することが出来て、参加者の方の目が輝いていましたよ(双眼鏡は良く見えるので、動物園で動物を観察するにもオススメのアイテムです)
バードゲージを後にして、郷土の森へ散策に出かけます開催日は日曜日の昼間ということもあり、ちらほらお客様がいらっしゃいますので、野鳥たちも姿をあまり見せてくれませでしたが、ヒヨドリ、シジュウカラ、ウグイスなどの鳴き声を聞くことが出来ました。鳥インフルエンザ対策として、水を抜いている姿見の池には、セグロセキレイがいました。
エサを探すセグロセキレイ
皆さん興味津々で観察してくれていました
1回目は、これで終了となります。
参加者の皆さんには、次回の開催日までの宿題として日常生活の中でバードウオッチングをしてもらい、フィールドノートに記入していただくことになっています。
みなさんがどのような野鳥を観察することが出来たのか、次回は報告会からスタートする予定です。どんな野鳥を観察できたのか、私たちも楽しみで仕方ありません