到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

ニホンザルのチャコについてのご報告

1月19日にニホンザルのチャコ(♀)が老衰のため亡くなりました。

 

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亡くなる前日の水を飲む姿

 

1991年12月19日に上野動物園から来園したチャコは、当時推定年齢10~11歳でした。

来園時から亡くなった日まで、ちょうど32年と1か月を到津で過ごしたチャコですが、若いころは体格のいいサルだったそうです。

餌の時間には、他のサル達がいるなか懸命に餌を取りに行く元気なおばあちゃんでした。

亡くなった際の推定年齢は、42~43歳と、国内でも他園の最高齢個体と肩を並べるほどの長寿ぶりでした。

 

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ヒーターであったまるチャコ

 

1月13日頃から、寝室から出ることが少なくなり、動きも悪くなってきていましたが、食欲は旺盛でたくさん食べていました。

その少し前から、サル山の下でぐったり横になっていたり、サル山に登れなくてふらついてしまったりしていました。寝室で過ごすようになってからも、徐々に寝室の金網に登れなくなり、体の老化が目に見えて進んでいました。19日の朝まで食欲がありましたが、お昼前に様子を見に行くと寝室でぐったりと倒れており、呼吸はあるものの、心拍が弱く昏睡状態でした。飼育員数名で手足を温めたりと最後に介助を行い、その日の15時ごろに息を引き取りました。

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到津遊園の頃からの仲間であるチャコを気にかけていただきありがとうございました。

この記事を読んで、長生きのニホンザル チャコがいたことを知っていただけると幸いです。

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