動物たちのおはなし
秋のファン感謝祭イベント「飼育員に聞いてみよう!!」では、メールやSNSで事前の質問も募集しました。
その質問に飼育員がお答えしていきます。
まずは、SNSからのご質問
・ヤギについて 懐いてもらう、好きになってもらうコツがあったら聞いてみたいのと、時々片足をドンッと足踏みするような光景をみるのですが(ロバグループでも見かけます)これはどんな時にやっているのかが知りたいです。
という、ご質問でした。
動物が懐くというのは、動物がその人を識別(認識)しているかということになると思います。例えば、ヤギたちは飼育員を識別しています。同じ服装をしているスタッフの中でも普段お世話をしている担当者をしっかりと見分けていて、ごはん前には熱いラブ光線を投げかけていますし、反対に普段来ないスタッフが来ると警戒し「ブッ、ブッ」と鼻を鳴らします。
ロバたちも、「このスタッフはエサをくれる人」「ちょっとからかっても大丈夫な人」、「ちゃんと言うこと聞いておかないと~」などわかっているようです。と言うことは人を識別しているということになると思います。では、お客様に対してはどうでしょうか❓さすがに、たまに来園されるお客様を識別するのは難しいと思いますが、よく来園されておやつのキャベツをくださるお客様に対して、キャベツを持っていないときでもアピールするような行動をしているところを見たことがありますし、ロバでも以前から足繁く通ってくださっているお客様には体を柵にする寄せていく姿が見られます。動物たちに認識してもらうためには、目印になるように同じ服装や、いつも同じ声掛けをすると良いかもしれませんね。
ちなみに週2、3回通って来られるお客様にはチンパンジーたちは挨拶に行くようですので、ぜひ、こまめに通ってみてくださいね
もうひとつ、片足をドンっと踏み馴らす行動は、イラっとしたときによく観察されます。周りにハエがいたり、ヤギであればキャベツがもらえなかったとき、もらいたいときなどに行っているようです。何をしているのかな?と不思議に思った時は、その前後の出来事を思い返してみると答えがわかる時がありますよ
ご質問、ありがとうございました