動物たちのおはなし
本日、6月15日は日本動物園水族館協会の「種の保存会議」で定めたオウム(06)インコ(15)の日、“オウム・インコデー”
全国の動物園関係者がオウム・インコの現状について伝える活動を行っています。
現在、オウム・インコたちの多くが、絶滅に危機にあることはご存じですか?
生息数が減少している主な原因は”環境破壊”と”乱獲”といわれています。
農地や材木を取るための森林破壊など”環境破壊”により野生のオウム・インコたちの生息地が急激に減少しています。
”乱獲”の理由は「ペットとして売るため」です。国際的な法律で希少種が守られるようになった今でも、密輸・闇取引により野生のオウム・インコたちは捕らえられ数を減らしています。(↓密輸の様子を再現した模型)
また、近年では卵を密輸し、あたかも飼育下で繁殖させたかのように書類を作り販売する犯罪も起こっています。
さらに、飼育が認められている正しく繁殖した個体であっても、とても寿命が長いため、途中で飼うことが困難になるというケースもあります。
このオウムだよりでお話しているキバタンのキック、リー、コバタンのココ、オトメズグロインコのミスはもともとペットとして飼われていたという過去があります。(現在、動物の引取りは行っておりません)。
キバタン リー 2002年9月10日来園
コバタン ココ 1978年3月8日来園
オウム・インコたちを守るために、私たちは何ができるのでしょうか。
来園されてオウムたちの姿を見た際には、「かわいい」「おしゃべりがおもしろい!」「きれい」だけではなく、オウム・インコデーをきっかけに、彼らの現状やこれからの未来に思いを巡らせて頂けたらと思います。
オウム・インコデーに関連した新しい看板をもうすぐ設置します!(…本当は今日に間に合わせたかったのですが)今週末の~オウムの幸せプロジェクト~までには間に合いますぜひ、来園された際には足を少し止めて読んで頂けたらと思います!
二井