動物たちのおはなし
前回から少し時間が経ってしまいました本当は、もっと早くアップしなければいけなかったのですがなぜ、急いでいたのかというと、もう少しすると野鳥観察が難しくなるからです
なぜなら
木々の新芽が出て、新緑の季節ともなれば葉っぱに隠れて野鳥が探しにくくなります。そして、今ならまだ越冬してる冬鳥がいます。
ジョウビタキや、シロハラ、アオジと言った鳥たちはその年にもよりますが、4月の前半ぐらいまでは観察することが出来ますし、渡り鳥が旅立つ前には身体に栄養を蓄えるため、無我夢中でエサを食べています。今ならまだ、たくさんのシロハラやアオジを観察することが出来ます
アオジ♂
アオジ♀
九州では冬鳥。中部地方以北で繁殖します。スズメによく似ていますが、♂は頭部が灰色がかった緑色で、目の周りは黒い。喉から腹にかけて黄色。スズメかな?と思ったらよ~く見てみてください。アオジかも
シロハラ
冬鳥。雌雄ほぼ同色。アイリング(目の周り)が黄色。体が大きくて、公園などの開けた場所に多い。嘴でガサッガサッと落ち葉をどけてエサを探している姿が良くみられます。
さて、今回は予告していたマナーのお話です
野鳥観察を行う際は、野鳥たちの暮す空間にお邪魔させてもらう気持ちで、
①観察は短く。あまり長くみていると野鳥たちは落ち着いてエサを食べることが出来ないかもしれません。また、見られることがストレスになることも考えられます。
②そろそろ、鳥たちの繁殖シーズンに入ります。営巣中の巣や、育児中の観察は親鳥の育児放棄に繋がることがあります。巣を見つけても近づかないようにしましょう。
③SNSなどにアップする際は、場所が特定されないようにする、その鳥がいなくなってからアップするなど心がけると良いと思います。特に珍鳥と言われる珍しい鳥の場合は、その鳥見たさに、多くの人が集まり鳥がゆっくりと休息できなくなる可能性があります。
④餌付けや、写真撮影のための環境操作はやめましょう。鳥たちは、一生懸命に生きています。人が手を加えることで、本来の生態と違う行動をしてしまったり、他の動物に襲われたりと思わぬ事につながることがあります。
⑤ゴミは持ち帰りましょう。これは野鳥観察といわず、当たり前のことですが、ゴミは必ず持ちかえりましょう。野鳥観察をしているとたくさんのゴミに悲しくなることがあります。もしも、動物たちが間違って食べてしまったら?足や嘴に糸やビニールがからまってしまったら?など、想像してみてください。
さぁ、それではマナーを守りながら野鳥観察を楽しんでみてくださいね
次回からは、到津の森公園で観察できる鳥や、北九州近郊で観察できる鳥などをぼちぼち紹介していこうと思います