動物たちのおはなし
前回のお話は→こちら
双眼鏡を使えるようになったら次は、野鳥図鑑を探しましょう
最初は、薄くてポケットに入るサイズのものがいいですよ。本屋や図書館でお気に入りの1冊を選びましょうたくさんの種類が記載してある本も魅力的ですが、重たくて使いづらいとすぐに調べることができないので、大きい本はあとで家で種を調べる時に活用するといいと思います
初めは鳥の種類も覚えられないものでも大丈夫。少しづつ覚えては忘れ、覚えては忘れ…をくりかえしてみんな覚えていくものです
最初はこの種だけ覚えてください
まずは、スズメ(体長14㎝)
留鳥。公園や住宅街でお馴染みの鳥ですが、近年、数が減ってきています。
それからヒヨドリ(体長27㎝)
漂鳥ひょうちょう(夏の繁殖期を山で過ごし、里で越冬する鳥のこと)であるヒヨドリは、冬に良く姿を見かけます。色々な鳴き声を出し、少し騒がしい鳥でもあります。
カワラバト(ドバト)(体長33㎝)
神社や、駅前でお馴染みの鳥ですね。
カラス(ハシブトガラス)(体長57㎝)
みなさんがよく目にするカラスは実は2種類います。嘴が太くて、おでこがポコとしていたら、ハシブトガラス。ハシブトガラスよりも若干、小さくて嘴がシュッとしているのがハシボソガラスです。
これらの鳥は、「ものさし鳥」と言われ見つけた鳥の大きさを比べるのに役に立ちます。
例えば、ヒヨドリより大きくて、キジバトより小さいとか、スズメサイズだけど、茶色っぽいなど。あとは、種によって好む環境もちがいますので、どんな場所で観察したのかも覚えておくと良いですよ。
ものさし鳥を覚えたら、観察前に野鳥観察マナーを頭に入れて、野鳥たちの暮らしの邪魔をしないように気をつけましょう。観察マナーは次回のおはなしです。