動物たちのおはなし
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今回のお話は野鳥観察の必需品‼双眼鏡です。
双眼鏡は様々な種類があり、数千円から数十万円と幅広くあります最初は、手ごろな値段のものや、家に眠っているものを使用すればいいと思います。野鳥観察が楽しくなってきたら、色々試してみるといいですよ。観察をはじめると自然と様々な方たちと親しくなります。仲良くなったら相手がどんな双眼鏡を使っているのか教えてもらい、可能であれば使わせてみてもらうといいですね(販売店でも試すことは出来ますが、店内と自然の中では明るさも見え方も全く違います)
初心者の方や、森や公園などで小鳥類を観察するのにオススメなのは、倍率が8倍のもの。口径(レンズの直径)は大きいものほど明るく見えますが、重たくもなりますので、自分にあったものをえらぶのが大事です。首が凝ってしまうと集中できなくなりますからねまた、双眼鏡は精密機械ですので、落としたり、ぶつけることのないように気をつけてくださいね!(私は、一度落として、泣きました)
こちらは鳥部員が愛用しているものや、イベントで使用しているもの
大きさや形、デザインも様々です
それから、池や川などでカモなどの観察を行う場合は距離があるので倍率が10倍のものがおすすめです。
一見、何もいないように見える池でも、双眼鏡で除いてみると様々な鳥たちがのんびりと羽を休めています。
こんなに近くで観察できることも。
こちらはマガモのカップル(左:♂ 右:♀)
九州では冬鳥(越冬のため、渡来し春に繫殖のため北国へ渡る鳥のこと)ですが、最近は県内での繁殖も確認されているそうです。
そして、おなじみの?カルガモ ♂♀ほぼ同色
カルガモは留鳥(1年をとおして日本にいる鳥のこと)ですので、冬でなくても観察することが出来ます。
冬鳥のカモたちは、距離はありますが体も大きくて群れでいるので、野鳥図鑑を片手に観察してみる良いと思います。先日久しぶりに池に行ってみると、カモたちの数が少なくなっていましたので、まだ場所に寄っては観察できるとは思いますが、早めに行ってみてくださいね
話がそれてしまいましたが、ここで意外と知らない双眼鏡の使い方
双眼鏡を使う前には、まず自分に会った調整が必要になります。そこは、取説などを見てもらう方が早いので割愛します
双眼鏡の準備ができたら、使い方。私もそうでしたが、双眼鏡で鳥を探しても中々見つかりません。なぜなら、視野が狭くなるからです。野鳥観察を諦めてしまう人は、ここでつまずいてしまうのではないでしょうか。大事なのはまず、自分の目で鳥を探すこと 見つけたら、視線は鳥から離さず、双眼鏡を目元にもってくるここが大事です。慣れないうちは、目印を決めて、視線をそらさずに双眼鏡を目元の持ってくる練習をしてみましょう
何度か練習をくりかえすと、だんだんと自分の癖や双眼鏡の癖が分かるようになってきますよ
川や池での観察の際には、鳥たちを脅かさない様に水辺に近づきすぎないこと(鳥インフルエンザ対策として、糞が落ちている水辺には近づかないことも大切です)水辺への転落に気をつける、人気のない場所には1人で行かないなど自身の安全にも気をつけましょう。