動物たちのおはなし
今回から里のいきもの館や、そのまわりにひろがる里山ゾーンの
いきものや自然についてお伝えする「里のいきものだより」スタートします!
このブログをとおして、私たちのまわりの環境をもっと知りたくなる、もっと好きになる
ようなお話ができればいいなぁと思っています。がんばって更新していきますので、応援よろしくお願いします。
第1回目となる今回は里のいきもの館の楽しみかたのひとつを紹介します。
ただいま、里のいきもの館の入口にはこんなかんじで「みる練習」水槽を設置しています。
このなかには「生きているいきもの」はいませんが、
「粘土のいきものたち」と「フィールドサイン」を隠してあります。
(でも、たまに植物に紛れていたカメムシや隙間から入ってきたクモやアリなどのいきものがあらわれることもあります。そのうち暮らし始めてしまうかもしれません…。)
ちなみに、フィールドサインというのは、いきものが残した足跡やウンコ、なにか食べた痕(食痕)といった
「いきものの生活の跡」のことです。フィールドサインを読み解くと、
◆ここには、こんないきものが暮らしてるんだ!
◆このいきものは、こんなものを食べているんだ!
◆ここでは、こんなことが起こったのかも!
など、みえてくるものがあります。あたらしい不思議も生まれるかもしれません。
いきもの館が今取り組んでいることの1つに、コケや植物を植えたり、岩や朽木を入れたりする「生息環境の再現」があります。
そのいきものがどんなところでくらしているのかも知ってもらいたい!とはじめた小さな水槽の緑化。
…ただ!こうすると、聞こえてくるのが「ここはなんもおらんね。」という声。
そこで、「みる練習」をつくりました。
よーくよく見てください。いないわけではありません。
すきまに隠れてたり、同じ色のところにまぎれてたり、
実は目の前に張り付いていたりすることが多いです。
見てると思っていても、見えていないことってたくさんあります。
(トノサマガエルが潜んでいるのがわかりますか?)
いきもの館のいきものは、小さいからさがしてみてください。
「さがすこと」がいきもの館の楽しみ方のひとつです。
最初は見つからないかもしれません。
でも慣れてくると、練習すると、見ることができるようになってきます。
「おった!!!」を味わってほしいなと思います。
フィールドサインといえば、ぽんぽこ庭のドアの前でこんなものをみつけました。
観察するときは、大きさもとっても大事。右端のねじ山は1cmくらいの大きさです。
どんないきもの?なんのあと?
ぜひぜひ考えて、気になった人はしらべてみてくださいね。
(次回のブログで答えは発表します。)
くどうさくらこ