動物たちのおはなし
1月16日、「レッサーパンダに雪のおすそわけ」の最終日でした。当日は、午前中に雨が降り、昼頃まで天気が怪しかったのですが、それでもたくさんのお客様にご来園していただけました
今回はラストなので、到津レッサーズに、そして皆様喜んでいただけるテーマということで今年、開園20周年を迎える到津の森公園をお祝いするケーキを雪で作りました
こちらは笑笑・アシタバペアのケーキ
凌凌・野風ペアのケーキ
「20」の文字と差し入れにいただいたフルーツで飾り付けました
では、今回もお客様より御提供いただいたお写真で振り返ります
まずは、賢いアシタバ。このイベントの時は1番にこの場所にくれば楽にごちそうにありつけると理解したのか、いい場所に陣取ります
対して、笑笑はフルーツの少ない場所へ…(写真奥にちらりと笑笑)
でも、いいのです探して見つけることが出来れば、笑笑の楽しみにもなりますし、お客様からも見やすい色々な場所に行ってくれて、サービス精神旺盛なのです
こちらは、レッサーだるま
こちらを笑笑が食べていました。
野風と凌凌の方を見てみましょう
以前与えてみて、到津レッサーズは食べなかったオレンジにチャレンジ(到津レッサーズはオレンジや、イチゴなど酸味のあるフルーツ類はあまり好まないようです。他園のレッサーパンダは食べる個体もいるようです。)
このオレンジ、名のあるブランドオレンジで(私も食べたことない)とても甘いそうなので食べてくれるか期待しておりましたが、前回の金柑と同じように匂いを嗅ぐだけで誰も食べてくれませんでした。 残念(残ったオレンジは、ニホンザルがおいしくいただきました)
仲良く、フルーツを食べる凌凌と野風。
このイベントを観察しているときにあることに気づきました
凌凌に注目して観察していたのですが、雪の上にずーっといるのです。雪の上にフルーツが置いてあるので当然なのですが、他のレッサーパンダ達は動いて回る中、凌凌はじっと雪の上にいます。これだけ雪の上にいれば、じわりじわりと体温で雪が解けて毛の中に浸み込んでこないのかな?と観察していましたが、15分以上気にすることもなく、冷たくなった手足を震わせることも、濡れた手足の水を払うこともなくずっと雪の上に足を置いていたのです。あたりまえと言えば当たり前なのでしょうが、寒さに適応した身体のすごいところを観察することができました
以上、「レッサーパンダに雪のおすそわけ」をお伝えしました
…実は、まだ続きがあるのです
とうとう目撃したのです
この日は休園日の1月18日(火)。16日の雪がまだほんの少し残っています
レッサーズの様子を見にいったときのこと。室内展示場にアシタバは眠っていましたが、笑笑の姿がありません。大好きなトンネルにもいません。ふと、屋外運動場に目をやると、そこにははっちゃけた笑笑の姿が
私の姿には気づいていません。笑笑に見つからないように壁際に隠れて、そーっとスマホで撮影した姿がこれです
はっちゃけた笑笑が、木にじゃれつきながら、雪にもアタックしています
途中からなので少しなのですが動画も取れたので近々アップをお楽しみに
北九州ではこの冬は積雪がまだありません。雪が積もるとまたはっちゃける笑笑に会えるかもしれませんね