動物たちのおはなし
6月に馴致を始めて3ヵ月ちょっとのリアン。
運動場にも馴れて子供たちを見つけるとガラスの間際まで来ることもしばしばあるようです。
「あるようです」というのは担当者が見に行っても来てくれたことはないのです...
というより、反対側に離れていっちゃいます。なんだかなぁ...
ちょっと振り返ってみたいと思います。
前回は数か所にフンを置いてニオイ付けをしましたが、機能してなかったので今回はニオイ付きのワラを使いました。通路の外すぐのところにワラを敷き、このワラを徐々に運動場中央までずらしていく作戦です。
馴致をはじめてすぐは、おっかなびっくりで通路から出てこず...
お肉を使って呼ぶと、身体半分だけ出てお肉を食べて運動場をチラリ...
左端にいるのがわかりますか?
次は大扉(運動場で作業するときの資材など大きいものの搬入用の扉があります)の前まで。
お肉を使って徐々に運動場の中央へと...
リアンの前にブロックがあるのがわかりますか?この距離になるとお肉を手渡すことができないのでブロックの上に置きます。ワラの上に置くより目立つように...
もちろんお部屋でもブロックの上にお肉を置いて馴らしてあります。
すぐに食べ終わらないように鶏肉をチェーンで縛ってみたり...
一口サイズに切ったお肉を点々とガラスの前まで並べてみたり...
なんてことを重ねて今に至ります。
最初、視界を少し遮っていたアルミテープも徐々に減らし、先日すべて撤去しました。
現在ではガラス側からは以前のようにライオンを見ることができます。
さて、次はいよいよライとのお見合いです。
金網越しでの顔合わせは今のところなんともないようですが、ライオンなのでケンカを始めちゃうと簡単に止めることはできません。
なるべくケガをさせたくないので慎重にすすめていきたいと思います。