動物たちのおはなし
7月18日に、飼育員体験~たべもの編~ を行いました。
暑い中ではありましたが、今回も二組の参加者の皆様にお集まりいただきました。
まずは飼育員のお仕事について少しお話を聞いてもらい…
そして主役の登場!
今回の担当動物はこちら。
里のいきもの館で飼育しているカエルたち。
ニホンアカガエルをはじめとする、三種類のカエルの登場です。
実際に観察してもらいながら、カエルの生活史、すみか、そしてたべものについてお勉強。
普段動物園では、基本の餌としてコオロギを与えています。
でも…本来暮らす自然の中では、カエルたちは様々ないきものを食べています。
到津の森でも、野外から色々と採集して与えることも。
というわけで、カエルたちのためにたべもの探しへ出発です!
カエルの餌になりそうないきものたちを、それぞれがんばって採集します。
一見、虫のいないように見える場所でも、
網で探ってみると小さないきものがたくさんいることに気づきます。
採集が終わったら、さっそくカエルたちにあげてみます。
食べてくれるかな…
カエルたちの反応をみながらあげていきます。
採集できた虫たちの種類から、野生でのカエルたちの暮らしを想像することができました。
そして最後に…
今回は、こんなものを使っていきもの同士のつながりについて考えてみました。
生態系のピラミッドづくり。
いきもの同士のたべる・たべられるの関係を考えながら、組み立てていきます。
今回作ったピラミッドは、自然の中のほんの一部にすぎません。
里山では、たくさんのいきものたちが食物連鎖のつながりの中で、大きなピラミッドを築いています。
今回の主役、カエルたちもピラミッドの中の重要な一種です。
ここからひとついきものがいなくなると…
ピラミッドのバランスは崩れ、多くのいきものたちにとって大切な資源が失われてしまいます。
では、私たち‘ヒト’はピラミッドのどこに位置しているでしょうか…?
こたえは人それぞれ。
ですが、私たちも生態系の中の一部であることを改めて意識し、
どうあるべきかについても考えるきっかけになればと思います。
里のいきもの館ではカエルたちだけではなく、たくさんの里山のいきものたちを見ることができます。
ぜひ、いきもの同士のつながりも感じながら観察してみてくださいね!