動物たちのおはなし
今日、6月15日はオウム・インコデー!
日本動物園水族館協会の「種の保存会議」で定めたオウム(06)インコ(15)の日!全国の動物園関係者がオウムやインコの現状について伝える活動を行っています。
現在、オウム・インコたちの多くが、絶滅の危機にあることはご存知ですか?
絶滅の原因は大きく分けると“環境破壊”と“乱獲”といわれています。
農地や材木を採るための森林伐採など“環境破壊”により野生のオウム・インコたちの生息地が非常に少なくなっています。
“乱獲”の理由は「ペットとして売るため」です。国際的な法で希少種が守られるようになった今でも、密輸・闇取引により野生のオウム・インコたちは捕らえられ数を減らしています。(↓密輸の様子を再現した模型)
また、飼育が認められている繁殖個体であっても、とても寿命が長いため、途中で飼うことが困難になるというケースもあります。
このオウムだよりでお話しているキバタンのキック、リー、コバタンのココ、オトメズグロインコのミスはもともとペットとして飼われていたという過去があります(現在、動物の引取は行っておりません)。
(↑1980年4月16日来園 キック)
(↑1990年7月15日来園 ミス)
オウム・インコたちを守るために、私たちには何ができるでしょうか。
来園されてオウムたちの姿を見た際には、「かわいい」「おしゃべりがおもしろい」「きれい」だけではなく、オウム・インコデーをきっかけに、彼らの現状やこれからの未来に思いを巡らせて頂けたらと思います。
もっと詳しくオウム・インコの現状を知りたい!私たちに何ができる知りたい・考えてみたい!という方にお知らせです。
8月1日に“オウムの幸せプロジェクト”というイベントを行います!ぜひご興味のある方はご参加下さい!今、頑張って準備しています!
二井