動物たちのおはなし
どうです、かわいらしいですよね~。今日は、そんなウズラの子育ての様子をご紹介いたします。お付き合いいただければ幸いです。
今から少し時間を巻き戻して、2021年の4月2日。鳥インフルエンザ感染予防のため昨年の11月からお休みをしていた『こもれびの径』ですが、警戒レベルの引き下げによりにトリたちが戻ってきました。トリ達も戻ってきたばかりのときは、食欲がなかったり、茂みの中を警戒しながら歩いたりしていました。しかし、1週間を過ぎるとすっかり落ち着いたようで、日向ぼっこや砂浴びを楽しむようになりました。
落ち着きを取り戻したころ、ウズラたちもちょうど繁殖期に入り、あちらこちらで卵を産む個体がでてきました。
4月21日、1羽のメスウズラが卵を温め始めました
落ち葉の上にすわると気配が消えますね。どこにいるか分かりますか?
そっと、もう少し近づいてみました。
しっかりと卵を温めているのでその場を離れません。
それから、お母さんウズラは、雨の日も風の日も飼育員が隣で草抜きしている日も卵を温めました。
そして、5月10日の夕方、お母さんウズラの下から可愛いひなの顔が
今回は、4羽のヒナが生まれました
翌日の5月11日には、ときどき草に足を取られたりもしますがよちよちとお母さんについて歩いて回ります。エサの食べ方を教えてもらいますよ。
5月14日、エサを食べるのが上手になってきました
お母さんを見失うとピーピーと鳴いてお母さんを呼びます。お母さんも鳴いてヒナを呼びますが、しばらくしてもヒナが来ないときは迎えに来ます。そうやって1匹を迎えに行くともう1匹がはぐれ、お母さんは大忙しです
5月23日のヒナの様子がこちら。
生まれて約2週間でもう大人の半分ほどの大きさがあります。体の羽もすっかり大人と同じ模様になりました。危なくない範囲でヒナたちだけでエサを食べに来るようにもなり、お母さんもやっと木陰で一休みできるようになりました。残念なことに途中で1羽が亡くなってしまいましたが、残りの3羽は元気に大きくなってくれています。
6月2日、生まれて23日目。一番左がお母さんですがあまり変わらない大きさになってきましたね。
鳥のヒナは外敵に狙われやすいため成長が速いといわれていますが、本当に日に日に変わっていくヒナの様子に驚かされるばかりです。