動物たちのおはなし
今回はプレーリードッグたちのトレーニングの様子をお伝えします!
体重測定は健康管理の基本!プレーリードッグたちも頻繁に測定しています
プレーリードッグは鋭い切歯を持っていますが、きちんと保定(動物が動かないようにおさえておくこと)をすれば、人もプレーリードッグもケガをせずにつかんで移動させることができます。そのため、以前は一頭一頭をつかんで体重計の上に乗せて測定をしていました。
しかし、つかまれることはプレーリードッグたちにとってストレスがかかってしまいます
少しでもストレスをかけずに体重測定をしたい!ということで体重測定のためのトレーニングを開始しました!
理想は自ら体重計に乗ってくれることですが、体重計を置くスペースの問題と一頭だけ乗るということがなかなか難しいので、まずは、自ら“かご”に入ってもらい、“かご”に入ったまま体重を測定することにしました
まずは普段与えていないペレットを人の手から一頭一頭に与え、ペレットのおいしさと人の手が近くに来ても怖くないことを学習してもらいました。
慣れてきたころ、ペレットを“かご”に入れ、“かご”の中のペレットを食べる練習をします。
ペレットに夢中になっている間に、プレーリードッグの体を下からすくい上げるように、かごの中に入ってもらい、そのまま体重測定!!
(↑じっとしているセロリ)
(↑そろそろ外に出たそうなナッシー)
仰々しく書きましたが、人にある程度慣れていた大人のプレーリードッグたちはすぐにこの方法で測れるようになりました。また、最初はかごが動くことにびっくりしていましたが、今では、体重測定の間も、ペレットを食べていてくれます。たまに、おいしいごはんだけ咥えて外へ行こうとする子もいます(↓この時はわさび)
ただし、昨年生まれの4頭はなかなかトレーニングが上手く進みませんでした。まず、人に対してびっくりしてしまい、手が近づくだけで大騒ぎしてしまいます。特に、シーザー と うめ
かごからもすぐに飛び出そうとしてしまうので、こちらも必死です
トレーニングを始めてもう4ヵ月は経つのですが・・こればかりは気長にがんばるしかないですまずは、“人は怖くない”と早く覚えて欲しいです
プレーリードッグたちは飼育員もみなさんも「人」として認識するので、けっしてガラスをどんどんしないで下さいねガラスを叩く音は中まで響いており、プレーリードッグたちを驚かせ、怖がらせてしまいますみなさんも、プレーリードッグたちを観察する際はそっと覗いてあげてください
ウサモル・プレーリー担当 二井