動物たちのおはなし
1月8日から降り始めた雪は、
約4年ぶりに北九州を白く染め上げました
久しぶりの積雪にテンションupした飼育員です
1月9日(土)の園内の様子をお伝えしますね
といっても、飼育動物ではなく、
園内を利用している野生動物たちの痕跡を
さがしに行ってみました
姿見の池周辺の様子
3㎝~深いところで5㎝程積もっていました。
池での痕跡を探していると、
ハクセキレイがエサをさがして歩いてまわっていたり~
その奥の水が流れているところでは、
ヒヨドリとキジバトが水を飲んでいました。
水を飲むヒヨドリ
普段はペアで行動していることが多いキジバトですが、
この日は8羽ぐらいで群れて水を飲みに来ていました。
警戒心が強まっていたのか写真を撮る前に
飛び去ってしまいました
それから、郷土の森の方へ進んでいくと畑があります。
ここでは、ハシボソガラスが雪の中から
せっせと何か取り出して食べています。
ドングリでしょうか?もしかしたら、
冬に備えて蓄えていた(貯食といいます)のかもしれませんね
森の中に進んでいくと、
いつもはよく聞こえる鳥たちの声は聞こえず
シーンとしていました。
が、よくさがして見ると
ヤマガラが枝に止まっていたり、
シロハラが藪から顔を出していたりと
みんな元気に過ごしているようです
他には、「ジャッジャッ」とウグイスや、
「キョッ キョッ キョッ」とアオゲラの鳴き声が
聞こえてきたり…
そして、こんな素敵な痕跡もありました
鳥の足跡です(大きさや、環境からシロハラかと思われます)
標準的な鳥の足は三前趾足(さんぜんしそく)と言って、
前に3本、後ろに1本の指がありますが、
その特徴がよくわかりますね
ほかにも、ネコやタヌキ、アナグマ?
といった哺乳類の足跡も見られましたよ
こちらは、ビオトープに水を飲みに来たのでしょうか?
タヌキと思われる足跡。
水場から折り返しているのがよくわかりますね
サル山の前では、たくさんのスズメが
雪の上に落ちたエサを食べに来て、
こちらもかわいい足跡を残していました
雪の上でエサをさがすスズメたち
スズメの足跡
ということで、
北九州では珍しい雪の森の様子をお伝えしました