動物たちのおはなし
今回は、クスクスの採血に向けたトレーニングの続報です
前回、トレーニングケージを準備したところ
すんなりケージに入ることが出来たことをお伝えしました。
あれからそんなに日は立たないのですが
今は、採血用の穴から前肢を出す練習等を行っています。
少し改良して採血の際に腕を置く台を取り付けました。
この台を「トントン」と叩いて合図を送ると
写真のように前肢を出すようにしたいので、
はじめはリンゴを見せて前肢を出して獲ろうとしてきたところで
ご褒美をあげます。
この練習を数回程行うと
「前肢を穴から出す」=「ご褒美がもらえる」と
理解してくれ、ここもすんなりクリアしました
とはいえ前肢を掴まれたり、触られるのは嫌がります
そこも練習を繰り返すうちにさわったり、
前肢をひっぱることも許容してくれるようになってきました
次のステップは駆血です
皆さんも採血を行う時に駆血をしたことがあると思いますが、
ギュっと握られるのはレッサーパンダも苦手なようです。
クスクスも駆血のためにギュっと握ってみると最初は嫌がっていましたが
何度かの練習で慣れてきたようです。
グッと力を入れて握ります。
更に次のステップは駆血帯を腕に巻く練習です。
(駆血帯を使うかどうかはその時にもよりますが
慣れておいた方が良いので練習を行いました)
初めて見る駆血帯がちょっと気になるようで
初日は巻かせてくれなかったのですが、
次のトレーニング日にはこのように巻かせてくれました。
そして、次の段階の針を刺す代わりに
最初は先の丸いボールペンでツンツン。
まったく気にしないので
本番用の針の先を削ったものでツンツン。
こちらも大丈夫なようです。
ツンツン。。。
次は多人数のいる中でも同じ事が出来るように
実際に獣医に入ってもらってクスクスの反応を見てみました。
触ることや、駆血をしても気にしない様子から
次回はいよいよ採血本番を迎えたいと思います。
吉報をお待ちくださいね
こんな感じで着々と進んでいるクスクスの採血トレーニング
覚えがとてもよいのでこちらも楽しくて仕方ありません
まだまだ、さきは長いと思いますが一緒に頑張っていきます
獣医が駆血や針刺ししてもへっちゃら
ドヤ顔のクスクスをとったつもりでしたが
ぶれていました…