到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

ダルマの同居に向けて(観察記録①)

4月23日、これまで一か月間、寝室の金網越しに群れとの顔合わせを行ってきましたが、互いへの反応が落ち着いてきたため、本格的に同居に向けた練習を開始することにしました。

 

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方法は、まずダルマにケージに入ってもらい、予備通路にてカンナ、ラッキーと対面させます。これまでと違いケージ越しに手を出せるため、相手の腕や足を引っ張り、咬みついたりするかもしれません。十分に注意して行う必要があります。またここで、カンナ、ラッキーを選んだ理由ですが、群れの中で割と気が強い性格なので、物おじしないだろうという判断です。

 

ダルマはエサで誘導してすんなりケージに入りました。ケージの中でいつもより少し多めのエサを与え、ある程度お腹を満たしておきます。

 

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(ダルマの前を素通りするカンナ)

まずカンナと対面させました。ダルマはカンナが近づいてくるとグルルルと鳴きます。カンナを警戒しているのか、威嚇しているのか・・・。カンナはそれに反応してスッと離れ、別の部屋に移動していきました。

 

しばらくしてもこちらに来る様子がないので、カンナをエサでダルマの近くに誘導しようとしましたが、そこまでお腹も減っていないようで来ませんでした。ダルマはというと、そのエサを欲しそうに手を伸ばしていました。カンナはエサにもダルマにも興味を示さない様子でした。

 

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その後、カンナは数回ダルマの入っているケージのにおいを嗅ぎに近づきました。カンナが威嚇することはありませんでしたが、ダルマはカンナが近寄ると積極的に近寄り、においを嗅いだり、手を伸ばして掴もうとしていました。

 

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そこで、ダルマの動きを制御するためエサを与え、気をそらしながら顔合わせを継続しました。

 

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(ダルマの前を素通りするラッキー)

途中からラッキーを合流させましたが、ラッキーもほとんどダルマに興味を示さず、天井のにおいを嗅いだりと、ダルマに近づくことはありませんでした。

 

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しばらく、3頭へ給餌しながら顔合わせを行いました。

 

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ダルマはお腹が完全に満たされると、あおむけになり休み始めました。太陽にお腹を向けてリラックス状態です。

 

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カンナ、ラッキーが近づいても最初ほど執拗ににおいを嗅いだり、手を出して掴もうとはしなくなりました。

 

今回の顔合わせを振り返ると、ダルマはラッキー、カンナが気になる様子。ラッキー、カンナはほとんどダルマを気にしない、または相手にしない様子。今後どのように群れ入りしていくのか考えなければなりません。

 

というわけで、初めてのケージ越しの顔合わせは20分程度で終了です。

 

つづく。

 

 

 

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