動物たちのおはなし
みなさん こんにちは
ニホンザル
サル山では
これまで以上にニホンザルがより豊かで幸せな暮らしが出来るように
と
取り組みを行っていますが、、、
みなさんはニホンザルがどのような環境で生活をしているかご存知ですか ? ? ?
動物園のニホンザルの飼育施設を見ると
到津の森公園をはじめ、多くの動物園で
画一的にコンクリートで出来た岩山ですが
このような環境が
ニホンザルの生活に適しているのでしょうか ?
ニホンザルは、南は屋久島(鹿児島県)から北は下北半島(青森県)に分布し、
海岸沿いから森深くまで、さまざまな環境を活動範囲としますが、
主に広葉樹林に生息しています
地上、樹上共に活発に行動することができ
木の葉、花、果実、樹皮、種子や昆虫、トカゲなどの小動物、落果、キノコ、草などを
食べて生活をしています。
日中は地上での休息も行いますが、夜は樹上で眠ることが多いようです。
こうしてみると到津の森公園のニホンザルの飼育施設、
コンクリートで出来たサル山は
本来ニホンザルが生活している環境とは、程遠いことがわかると思います
このような飼育環境を改善していくために
私たちが始めた取り組みが
「サル山緑化計画」です
本来生活している環境と同じように、
植物(木)があって、
木に自由にのぼれて木々の間を活発に動きまわれて
自由に葉や花、果実が食べられ
土や落ち葉をあさって、いきものや種子、落果を探して食べることができて
と想いで、続けてきた緑化計画ですが・・・
現状では、植物が生える場所が狭いため、植物は少なく、また種類も少ない
木は大きく成長する前に、枝葉を食べられるため低く登って活動することが出来ない
木陰や雨よけになるだけの葉が多く茂らない
コンクリート以外の地面も狭いため、あさって食べ物を探す場所も限られる
などと、これまでの緑化計画での問題点、改善するべき事がでてきました
そこで
これまで以上にニホンザルがより豊かで幸せな暮らしが出来るように
飼育施設の環境整備として
・土ゾーンの拡張
・多様な植物による緑化
・立体的な遊具の設置
・木陰や、雨よけとなる場所の設置
・多様な探索行動が行える場所と物の設置
に取り組んでいきます
日々の活動
ニホンザルの様子を
・ニホンザル飼育日記
・ニホンザルに豊かな生活を~^^*
で、お伝えしていきますので
ご覧ください
また、現在 新型コロナウイルス感染防止のため臨時休園中ですが
再開園した際には、是非ニホンザルに会いに来てくださいね