動物たちのおはなし
紅葉が日々深まる到津の森公園。
特に、日々赤さが増していく里山の紅葉は見ごたえがあります。
先日、里山のムササビへと、柿と栗の差し入れをいただきました。
大きく立派な秋の味覚!
おいしそう!
このまま飼育員で食べてしまいたい衝動にかられましたが、ぐっとこらえて・・・
通常の餌に加えて、ムササビたちへ。
現在ムササビの森には4頭が暮らしています。
コタロー
モカ
コタビ
モニカ
夜行性の彼らは、昼間は巣箱の中でぐっすり。
ごはんをあげるのは、夕方です。
みんなまだ寝ています。
4か所に餌皿を置いて。
巣箱をのぞいて、そろそろ起きたら?と声かけ。
今日はおいしいごはんだよー。
食べてくれるかな?
と、ドキドキしながら、
翌朝。
夜の間活動して、すでに巣箱に戻ってぐっすり寝ている彼ら。
餌は・・・
しっかり食べた痕跡。
柿、なくなっています。
栗は・・・殻ごとなくなってる!?
と思ったら、こんなところに。
餌場から持って行って、ゆっくり食べたらしい痕跡。
餌の食べ具合を確認したあとは、今日のみんなの状態の確認。
コタロー、寝ています。
モカ、寝ています。
コタビはとても警戒心が強いので、こちらが巣箱に近づく前に顔を出して、今日もいつも通りの反応。
モニカ、寝ていますね。
みんなケガもなく、きちんと巣箱に戻って眠れているようです。
飼育員も活動しているムササビたちを見ることはほとんどありません。
しかし、それが彼らの本来の生態。
夜間に彼らが残した痕跡を注意深く観察することで、彼らの健康状態を把握していきます。
いただいた差し入れを直接食べている現場は確認できていませんが・・・
美味しくいただいたようです。
ありがとうございました!