動物たちのおはなし
11月3日、4組15名の参加者の皆さんと、
モルモットのお世話を体験する
飼育体験を行いましたのでその様子をお伝えします。
今回の飼育体験はモルモットを通して
「生き物とふれあうということ」
「動物を飼育すること」の2つをポイントに設定しました。
まずは、スライドを見ながらのお勉強です。
動物とふれあうということは
動物の可愛らしい姿、仕草、温かさ、さわり心地に
癒され、「命を感じる」ことももちろんですが、
一方的に触るだけではなく動物の気持ちを考えることも大事ですよ
というお話をしました。
そして、「飼育」することは、動物の命を預かると言うことです。
エサや水を与えるだけでなく、健康にも気を配る必要がありますし、
その動物の一生を預かるということ、
それには「責任」がかかってきます。
生き物を飼う時にはそんなことも意識してほしいというお話をしました。
*真剣にお話しを聞く参加者の皆さん
お勉強の後は、動物園の裏側管理用通路へと移動します。
ここでは、軍手とカゴを持って、モルモットやウサギたちの
おやつとなる野草を探しに行きます!
野草にも名前があっていろんな種類がある事、
動物がたべてはいけない草もあることを伝え、
一緒にウサギやモルモットが食べる草を探していきます
みんなが良く知っているタンポポ、ヨモギをはじめとして
オオバコ、ヒヨコグサ、エノコログサ、チカラシバ、ススキ
それからイヌビワ、アカメガシワなども採取しました。
*こんなにとれたよ~と、この笑顔!
モルモットたちのおやつをたくさんとった後は、
観察の仕方を学びます。
体をさわってみながら、痩せているコ、太っているコの
さわり心地を比べてみたり、目や口の中、おしり、
爪が伸びすぎていないか?
体重もはかってみようね!
*お利口さんに体重測定中のポッキーくん
健康観察が終ったら今日のメインイベントお掃除です!
*重たい巣箱を運び出します
当園ではモルモットやウサギの床材にウッドチップを敷き詰めています。
まずはほうきやちり取りを使ってフンや
よごれたウッドチップをすべて取り除きます。
*上手にほうきを使えるかな?
*お母さんも一緒にお掃除です
*協力してがんばって~
足元にはモルモットたちがウロチョロしているので要注意!
踏まないように、驚かさないように慎重にお掃除を進めます。
*きれいになったね!
きれいになったら、新しいウッドチップを敷き詰めて、
巣箱や新しいお水をセッティング。
そうそう、お水の中にはモルモットに欠かせない
ビタミンCのお薬も混ぜてもらいます。
(*モルモットは体内でビタミンCを合成できません。
欠乏すると、脱毛や足が悪くなることがあります)
全ての準備が終わったら最後に先ほど採ってきた野草をあげて観察会。
みんなちゃんと食べているかな、食べていないコはいないかな?
何の草が1番人気かな?などなど、興味をもって観察してくれたようです。
人気の草はノゲシ、ヨモギ、タンポポ、ヒヨコグサの様でした。
反対にススキとアカメガシワは翌日までのこっていましたよ。
モリモリ食べてくれるモルモットやウサギたち、
そしてみんなで力を合わせてきれいにしたお部屋の中を見て
達成感も味わえたかな?
最後はみんなの感想を聞いてみました!
「楽しかった!」「またやりたい!」
「おうちのモルモットにもヨモギをあげてみよう!」など様々な声が聞かれました。
今日は2時間の飼育体験お疲れ様でした。
今回の体験をとおして生き物を飼育する楽しさだけではなく、
大変さや、責任についても考えてもらえたのではないでしょうか。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!