動物たちのおはなし
朝晩と冷え込むようになり、すっかり秋らしくなってきましたね
到津の森公園の園路には、あちらこちらにドングリが転がる時期となりました。
10月19日に動物と食べものをテーマとして、生態系について学ぶイベントをおこないました。
今回は、その様子をお伝えします
まずは、キツネザルたちの暮らすマダガスカルについてのお話や、到津の森公園にいるワオキツネザル、クロキツネザル、クロシロエリマキキツネザルの3種について、顔や体の特徴、住んでいる場所などのお話をしました。
そして、今回のテーマである食べることってどんなこと?を考えてみました
「食べものを選ぶ」「よく噛んでのみこむ」「おなかの中で消化する」「うんちをする」は私たちヒトもキツネザルも同じですね。
キツネザルたちは、自然の中で果実や葉、花などを食べています。
果実を食べて地面に落ちた糞には種が含まれていて、それから芽がでて、葉がでて、花が咲いて、実になって、それをまたキツネザルたちが食べる。
植物が育てば、ほかの生きものたちも集まってくる。そんなお話をしました。
そのあとは、園内にでかけて木の実やキツネザルが好きそうな葉を探します
ドングリも種類によって大きさや形がずいぶん違います
こちらは花とつぼみを見つけました。
ほかにも、季節の果物や野菜を選んで
私たちヒトは食べない種も形を観察しながら
食べやすい大きさに切っていきます
それをマダガスカルゾーンのワオキツネザルとエリマキキツネザルに運んで
食べる様子の観察します!
ワオキツネザルたちは、においをかいで食べ物を選んでいきます
おなじワオキツネザルでも、それぞれ好き嫌いがあるかな?
食べかたもしっかりと観察していきます
お隣のエリマキキツネザルのほうにも
食べものをならべて、どれから食べるか観察
エリマキキツネザルは、上をむいてほとんど丸のみしていきます
そのほかにも、園内から採ってきた木の実や植物をあげてみると
よく食べる植物や部位が見つかりました
硬いドングリもこの様子
今回は、動物と食べものことをテーマに、キツネザルと森の関係性のお話をしました。
私たちの身近な自然にも、たくさんの種類の木や草、ドングリなどの木の実があります。家の周りや学校のまわりにもそれらを食べる生きものたちが暮らしているので、みなさんもぜひ探してみてくださいね
動物とたべものシリーズのイベント、次回は12月を予定しています。
興味がある方は、ぜひご参加ください