動物たちのおはなし
みなさんこんにちは!
8/4(日)に飼育員体験~キツネザル編・動物の暮らしを豊かに~のイベントを行いました
今回はイベントを通して
動物達にとって『豊かで幸せな暮らし』とはどんなものか、
またそんな環境を作るために飼育員はどんな取り組みをしているのかを
知ってもらえたら…という思いで行いました。
飼育員体験!
ということで、まず最初に参加者の皆様には『飼育員のお仕事』についてお話しました
ところで皆さんは
動物園の飼育員が普段どんなお仕事をしているか知っていますか??
お掃除や、ご飯を作って動物達にあげたり…
こんなお仕事を想像する方が多いのではないでしょうか?
実は飼育員、そのほかにも…
動物達の健康管理やお部屋の整備、ガイドやイベント、園内の看板作りなど…
動物達に直接関わることから、一見関係なさそうなものまで
たくさんのお仕事をしています
そのなかで今回は…
『お部屋の整備』を皆さんに手伝っていただきました
皆さん、動物園には
普段皆さんが動物たちを見ている場所『運動場』とは別に
動物たちが夜眠るお部屋『寝室』があるのは知っていますか?
(中にはインコのように『寝室』がない動物もいます)
動物園で暮らす動物達は1日のうち3分の2。約16時間を『寝室』で過ごします。
今回はそんな動物達が長い時間すごすお部屋『寝室』を
キツネザルさんたちにとってよりよい環境になるように工夫してもらいました
今回は、みなさん一度は見たことあるかもしれない
身近なあんなものや
こんなものをつかって
遊具やフィーダー(ご飯を取りにくくして、ご飯を探す楽しい時間を延ばすしかけ)を作ってもらいました
お部屋に帰ってきたキツネザルさんたちの反応は…
先ほどまでとは違うお部屋にびっくりしながらも
遊具を活用してくれました
今回はイベントとして行ったお部屋の整備。
このお部屋、今日作ってもらったからこれで終わり~にしてしまうと
最初は興味を持っていた動物達も時間がたてば飽きてしまい、また刺激がなくなってしまいます
なので今日やったから終わりではなく、日々かえてあげることがとっても大事なことなんです。
最初に少し話した、動物達にとっての豊かな暮らしとは
私たち飼育員は『その動物がその動物らしく』
群れで暮らす動物は仲間と一緒に、単独で暮らす動物はひとりでのんびりと、
たくさんの植物の中で暮らす動物は緑あふれる環境の中で、
その動物にあった環境の中で暮らせることではないかと考えています。
これを機に、動物達にとっての幸せとは何か、考えていただければと思います