動物たちのおはなし
今回のレッサーびよりは
アシタバちゃんが主役ですよ~
10月18日に、伊豆大島から8時間かけてやってきたアシタバちゃん
のんびりとした島で生まれ育っていますので、
新しい環境に慣れるのには時間がかかるだろうなと思っていたのですが…
先日、お伝えしたように到着後すぐにリンゴを食べてくれ、
ひとまずホッとさせてくれました
到着翌日からは、アシタバちゃんの警戒心を解くために、
また、早く私たちを認識してくれるように
大好物のリンゴは手渡しで与えるようにしました。
アシタバちゃんの飼育に関わるのは基本的に3名のスタッフ。
恐怖心を抱かせない様にゆっくり、ゆっくり接していきます
午前中はブルブルと震えていたアシタバちゃんでしたが、
午後には、近づくと逃げてしまうものの震えは見られなくなりました
しかし、寝室の奥で行ったり来たりの常同行動をしていることが多く、
落ち着くまでは、そっと見守り、リンゴを与えるということを繰り返していきました。
その効果か、「飼育員=リンゴをくれる人」と認識したようで~
来園3日目には「リンゴくださーい」と近づいてくれるようになり、
このとおりオリ越しではありますが、
リンゴをもらいに来てくれました
さらに…
来園4日目から始めた体重測定トレーニングでは、おそらく初めて見るであろう
体重計(上皿ばかり)を怖がることもなく、前足を乗せてくれました。
リンゴに夢中(ブレブレ写真ですみません)
そして、5日目には…
リンゴを見せながら体重計に誘導すると、
何のためらいもなくハイっ
すばらしいアシタバちゃん
(この写真では、5㎏未満に見えますが、
来園時と同じ5.1㎏で体重の変化もありませんでした)
さらに、さらに
8日目にはスタッフの膝に前足を乗せて食べたり、
11日目には、リンゴを食べている間なら
ボディチェックも出来るようになりました
正直、初めてアシタバちゃんに会ったときは、
「臆病そうなコだな」というイメージでしたが、たったの数日間で
おっとりとした素直なコだなという印象に変わりました
周りのスタッフからは、「タバ」ちゃんの愛称で呼ばれており、
すっかり到津の仲間入りをしたアシタバちゃん
検疫も問題なくクリアし、順調に環境に慣れてきてくれています
クスクス君たちが暮らすレッサーパンダ舎への移動は
もう少し落ち着いてからを考えていますので、
お披露目まで首を長くして、もう少しお待ちくださいね