動物たちのおはなし
こんにちは
今回から新たに「いとうづレッサーびより」と題しまして
レッサーパンダたちの様子はこちらでお知らせしていこうと思います
さぁ、記念すべき第1回目は、こちら
クスクス君と野花ちゃんのお見合いです
お兄ちゃんのクスクス君は2才になり、立派な大人となりました。
しかし、クスクス君は野花ちゃんとは違って、親元から離して人工哺育で育ちました。
クスクス君がある程度成長した生後3~4か月頃から
私たちと一緒に、両親である野風とリンリンの元へ行き
顔を合わせたりしてきましたが、
その頃の両親たちは恋のシーズンまっただ中
あまり、お邪魔するわけにもいかず、本格的な同居を行う事が出来ませんでした
両親とクスクス君の他にいたレッサーパンダは、
超高齢の「同同トントン」じいちゃんだけ。
目の見えない、足腰の弱ったトントン君と、
元気いっぱいやんちゃ盛りのクスクス君を同居させるわけにもいかず、
他のレッサーパンダとの同居を経験することなく成長したクスクス君
昨年、野風ちゃんが出産する前に何度か同居を試みて以来、
変わらず一頭で過ごしてきました
しかし、クスクス君もお年頃
*僕、立派な大人です。
何とか、お嫁さんを迎えてパパになってもらいたいのですが、
箱入り息子に育ったクスクス坊ちゃんが
他のレッサーパンダたちとコミュニケーションが取れるのかどうか・・・
心配です
そこで、今回お試しですがやんちゃな野風ママと、
怒るときはビシッと怒るリンリンパパの元で
たくましく成長中の野花ちゃんに白羽の矢が当たったというわけです
*あたちでしゅか?いいわよ~
お見合いはクスクス君のいる室内展示場で行いました。
初日はリンゴを食べているクスクス君の元へ野花ちゃんを連れて行き、
一緒にリンゴを食べてもらおうとしましたが、
突然の来客にクスクス君が驚いて後ずさりし、
野花ちゃんに場所を譲る形になってしまいました。
リンゴを食べ終えた後もクスクス君から野花ちゃんに距離を置き、
野花ちゃんはクスクス君よりも初めての展示場に興味深々で、
2頭の距離が縮まることはありませんでした。
その翌日、第2回目のお見合いも初日と同じようにリンゴからスタート
*リンゴさえあれば、こんなに近くても大丈夫
*右:クスクス君 左:野花ちゃん
今回は、通りかかった野花ちゃんにクスクス君が飛びついてしまい
そして反撃をくらい、ショボ~ンとするアクシデントもあり…
挨拶の仕方から学ばないとね・・・クスクス
*手前:野花ちゃん 奥:クスクス君
そしてやはり、野花ちゃんは肝が据わっています
今後も2頭の様子を見ながらですが、
少しずつクスクス君と野花ちゃんの同居訓練を行っていこうと思いますので、
応援よろしくお願いします
*奇跡の大接近!
*右:野花ちゃん 左:クスクス君