動物たちのおはなし
それは、少し前の1月5日の事でした。
その日の乗馬当番はコミミさんでした。
いつものように昇降口で待機しているコミミさんの側に行った時のこと。
「ギャッ」と思わず叫びそうに
コミミの背中に無数の毛が…(写真では伝わりにくいですが…)
*少し払った後ですが、足元にもたくさん落ちていました
当のコミミさんは、何でもない様子です。
ストレスで抜けた?と一瞬心配しましたが、
「あ~、あの時期か」とすぐに納得しました
「あの」とは、ある動物の季節の事です。
昨年はテレビにも取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃるのではないのでしょうか
そうです、「あの黒い○○」がやってきたのです。
黒い○○は、非繁殖期には群れで生活して、
2月頃から毎年同じパートナーと番い(つがい)を形成して、
巣材を運び、巣作りを始めます。
(北九州では少し早いのか?それとも気の早い夫婦なのか?
例年この夫婦は1月頃からロバの毛をいただきにやってきます。)
そう、この夫婦はロバ達の毛を巣材として利用しているのです
実際にロバの毛で作られた巣を見たスタッフの話によると、
ほぼロバ毛100%で作られていたそうです
ふかふかのロバ毛に包まれて、
卵も孵ったヒナたちもさぞかし気持ちのいいことでしょうね
そして、毛をむしられているコミミさん。
その様子を見ていたスタッフの話では、嫌がる様子もなく、
気持ちよさそうに毛をむしられていたそうです
(もちろんスタッフが追い払ってくれましたが)
ま、毎年恒例の光景なんですけどね
とにもかくにも、今から本格的に寒くなるので、
まだまだ冬毛は必要ですよ。コミミさん。
少しは嫌がってね
ということで、正体は・・・
正体は、「ハシブトカラス」でした。