動物たちのおはなし
致し方がない…
仕方がない?!
で、すませてはいけない事なのですが…
到津の森公園のけして広くない寝室
限られた空間ではありますが
私たち飼育員は、その空間を
より快適に過ごしてもらえるようにする
工夫
と努力が出来ま~す
ではなく、
責任と責務があります。ですね
お部屋を快適にするためには
いくつかのポイントがありますが
それは、お部屋を紹介しながら話をまとめていきたいと思います
では、では~
マンドリル寝室のゴチャゴチャ空間の紹介はじめま~す
今回は~
お部屋の外、フェンスについてある
いろいろな物を紹介です
ザックリと5つのものがあります
これらが何かというと
~は給餌機
主にエサを工夫してあげるためのものです
どんなふうに使っているかという
を上からみるとこんな感じになってます
エサ箱はシーソ―のようになっていて(普段は左側に傾いています)
ひもを引くと、右側が傾いて➜から塩ビ管にエサが落ちて
下の受け皿にエサが入るようになってます
(ひもを離すと、左側に傾きます)
その仕組みだけだと、ひもを引けばエサが食べられる単純なものになってしまうので…
かんたんにエサが出ないように、箱のなかに仕切りをつけています
こうすることで
例えば●にエサを置いておくと、最低でも4回はひもを引かないと
エサはでてきませんし、必ず➜の方向へエサが転がるわけではないので
4回引いても、5回引いても・・・10回引いてもでないこともあったり
(お姉ちゃんのニコ、お兄ちゃんのニモの真似をしてひもを引くエルサ)
そして、ようやく出てきた
エサも・・・
受け皿を見てもらうと穴が
箱から落ちてきたエサは、受け皿にたまることもあれば、穴に落ちることも
で、穴に落ちたエサがどこにいくかと言うと~
塩ビ管を通って、部屋の奥へ転がっていきま~す
エサがないか、塩ビ管を覗き込むニモ
そして、、、
手を入れて、探る
さて、
なんで、給餌機にこんな仕掛け?をしているのかというと
給餌機を扱うのは1頭だけであるということです。
基本的には力の強い個体や優位な個体が場所を独占してしまいます。
その1頭が給餌機を操作してエサを食べる。
そうすると、ほかの仲間が食べられませんよね。
なので給餌機に仕掛け?をつけて、
操作する1頭だけではなく、ほかの仲間もエサが食べられるようにしています。
(先ほどの奥に転がっていく塩ビ管には数か所穴があいていて、途中で落ちることもあります)
は3ヶ所に、は6ヶ所にエサが分かれてでるようになってます
話が長くなってきましたが
快適化の1つのポイントとして
給餌機に仕掛けをつけてエサを分散させること
です
・・・?
・・・?
でも、どうしてエサを偏ってあげてしまう可能性のある給餌機をつけるのでしょう???
その話は・・・
次回、給餌機を紹介しながらおはなししたいと思います
お部屋のおはなし①…https://www.itozu-zoo.jp/blogs/animal/2017/10/8260.php
お部屋のおはなし②~空間と時間~…https://www.itozu-zoo.jp/blogs/animal/2017/10/8265.php