到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

レッサーパンダのすくすく物語①

レッサーパンダの赤ちゃんの続編ですheart04

 

20170826-001レッサーs-IMG_1341.jpg 

*哺乳瓶でミルクを飲めるようになりました。

 

 人工哺育で順調に成長している赤ちゃんnote

無事に大きくなれば公開時にあわせて名前を募集しようと思っているのですが、

それまで名無しだと不便ですsweat02

 

 そこで、あくまでも仮の名前ですが「ノリン」ちゃんheart04と呼んでいます。

 

 鋭い方は気づきましたか?wink

 ノカゼの「ノ」と、リンリンの「リン」で「ノリン」ですsmile

 

 そんなノリンちゃん、生後20日目から目が開き始め、

 

20170826-002レッサーs-IMG_1342.jpg

*うっすらと目が開いてきました。

 

 

そして、今ではこんなかわいいお顔になりましたnote

 

20170826-003レッサーs-IMG_1343.jpg

 *生後26日目

 

まだ、ぼんやりとしか見えていないようですが、

ここまでは笑笑と同じように成長していますので一安心ですgood

 

 

 さて、前号お伝えした「ノリンちゃんを野風の元に返す作戦sign03」ですが、

体温の低下がみられながらも、その後回復に向かったノリンちゃんと、野風を

なんと!会わせてみることにしたのですsign01

 

 我ながら思い切った判断ですwobbly

 

 やっぱり、野風と関わりを持ちながらこの子には育ってほしいのですconfident

この時、母子を離してから、すでに24時間が過ぎていましたwobbly

 

 どうやって、母子を会わせるのか…

悩んだ結果、野風がパドックに出ている間にノリンちゃんを巣箱に戻し、

そこに野風が帰ってくるようにしました。

 

 いきなり1対1での対面となります。

 

  野風とノリンちゃんは3日間一緒に過ごしました。

この3日で親子の絆shineが育まれていれば問題はないのですが、

そうでなければ最悪…coldsweats02

 

 最悪な結果が頭によぎりつつ、今までの野風の行動から

「野風なら大丈夫!」「お願い、野風!」と祈るような気持ちで行ったこの対面は、

私たちの心配をよそに、野風がすんなりと受け入れてくれて無事に成功したのですhappy02 

 

20170826-004レッサーs-TUUJ7495.jpg

*巣箱で過ごす野風とノリンちゃん。

 

 

 ただし、またしても問題が…wobbly

やはり野風のお乳はでていないようです。

 そして、まだ体温調節の出来ないノリンちゃんは

野風と一緒にいても体温を保つことができないということがわかりました。

なので、人工哺育は行いつつも、1日数十分からの同居を始めて少しずつ延長し、

現在は1時間まで伸ばすことができるようになりましたscissors

 

 巣箱の中の野風とノリンちゃんの様子は常にカメラで監視していますが、

野風はノリンちゃんの気配を感じるとすぐさま巣箱に向かい、

匂いを嗅ぎ、なめ始めます。

 

 ノリンちゃんも最近では野風のオッパイに吸い付いている姿が確認されましたshine

(ただし、お見合い前後の体重測定では、毎回体重の減少がみられるので、やっぱりお乳は出ていないようですcrying

 

 生後1か月あたりから、レッサーパンダの赤ちゃんは体温調節ができるようになります。

その頃を目処に少しずつ同居時間を延ばしていき、ゆくゆくは私たちがミルクだけ与え、あとは野風に任せられるようにしていきたいと思っていますconfident

 

 順調にいけば生後3か月の11月頃に野風と一緒にいるノリンちゃんの姿を

みなさんにお見せできたら…こんなうれしいことはありませんnote

 

 野風とノリンちゃんの同居の様子や、成長の様子はまたお伝えしていきたいと思いますので、

みなさんこの母子を是非、見守ってくださいねhappy02

« ヤギの赤ちゃんが生まれました。
今年もナスに舌つづみ♪ »

公園だより

カテゴリ別