動物たちのおはなし
今日は4月3日に投函いただいた質問にお答えしますよー!
たくさんあるので、前編と後編に分けて回答していきまーす!
それでは、さっそく~いってみよう!!
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ペンネーム ふっさんさん からの質問
『フクロウは、どうして夜行性なの?』
フクロウは猛禽類のなかまで、野生ではネズミなどの小動物を捕食しています(なかには魚をとるものもいますが)。昼間に活動すると、同じ猛禽類のタカやワシと競合しなければならなかったり、食べ物を捕りに行って逆に他の猛禽類の餌食になってしまうかもしれません。それらを避けるため、フクロウは夜間活動するようになったといわれています。
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『ゾウの好きな食べ物はなんですか?』
新鮮な草や木の枝葉が大好きです!!みなさんからもらえるゾウさん用のエサも大好き!!
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ペンネーム MAHAさん からの質問
『名古屋に住んでいます。東山動物園との動物の行き来はありますか?』
遠い所からご来園ありがとうございます!
はい!!フクロテナガザルの「クロミ」、アカコンゴウインコの「アカ」、キリンの「マリア」が東山動物園から到津の森公園にやって来ました!
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『ぞうはどうしてあんなにはながながいんですか?』
鼻が長いおかげで、足元の草を食べるときなど重たい体でしゃがむことなく食べることができます!!ゾウにとって、長い鼻は手のような役割も果たしています。
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ペンネーム なつきさん からの質問
『何で猫はいないんですか?』
申し訳ございません。当園で猫(イエネコ)を飼育する予定はありません。
ただ、猫は飼育していませんが、ネコ科のトラやライオンはいます!
ごろんとくつろぐライオンやトラを見て癒されていただけたら幸いです!
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ペンネーム やまなしゴールさん からの質問
『ゾウは違うリンゴとか食べますか?』
主食は乾草や青草、木の枝葉などですが、リンゴも大好きな食べ物のひとつです。
毎日は与えていませんが、特別な日などに与えたりすると喜んで食べてくれます。
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ペンネーム はし本しゃなさん からの質問
『ヤギはキャベツも食べるけど、ほかになにか食べますか?』
到津の森公園では、みなさまに買っていただいているエサのキャベツの他に、乾草や草食動物用のペレット、青草などを食べています。
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ペンネーム ゆいなさん からの質問
『カバの汗は、なぜ赤なんですか?』
「血の汗」とも言われるカバの赤い汗は、私たちがかく汗とは全くの別物(カバには汗腺や皮脂腺もないので、汗と呼ぶのも違うかもしれません)!もちろん血というわけでもありません!赤やオレンジ色の汗のようにみえるものは、紫外線を吸収して日焼けから身を守ったり、細菌の感染を防ぐ抗菌作用のある特別な粘液のようです。最初は透明で空気に触れて酸化して赤く色が変わるのだとか・・・。
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ペンネーム おぶくろひめなさん からの質問
『マンドリルはなんで人におしりを見せるんですか?』
挨拶みたいなものですかね。マンドリル同士でもよく見られる行動です。
ウンチをかけようなんてことは思っていませんので、ご安心ください(笑)
しいていうなら、「私はあなたに危害を加える気はありませんよ。」といったところでしょうか。危害を加えないといってもこちらの行動に対して、びっくりしたり、攻撃的になったりする可能性もあるので、やさしく観察してあげましょう。
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ペンネーム 森渕しゅんたさん からの質問
『キリンは木の葉っぱを食べる為に首が伸びたので、人間も食べ物が葉っぱになったら首が伸びるんですか』
一説には、キリンの祖先はもともと森の中で生活していて、まだ体も今のように大きくなく、首も長くなかったようです。それから、草原で生活するようになった祖先は、まず脚が長くなったそうです。そして、なかには首が長くなったものもいたようです。足が長くて、首が短いと足元の水を飲むときにしゃがまなければなりません。ここを肉食獣に襲われると…。そこで、首が長いものが生き残って、今のようなキリンになっていったといわれています。
キリンの進化には不思議がいっぱいです。首が短いときから首が長くなるまでの間の化石が見つかっていないのですから。他の説に、何らかのウイルスによって首が突然伸びた!なんていうのもあるくらいです。
さて、私たち人間の食べ物が葉っぱになって首は伸びるでしょうか。私たちが木の葉を必要とするのであれば、梯子やのこぎり、高枝切りバサミなどの道具を使って採ろうとするはず(木登りの得意な人は木に登って採る人もいるかもしれませんが)。人間は、道具を作り使うことで様々なことを可能にしてきた動物なんですね。
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ペンネーム 有馬成美さん からの質問
『サルはなぜ人間に進化しないんですか?』
サルたちはそれぞれのサルたちの生活に合わせてその姿や生活を進化させてきました。ですから、私たち人間にできてサルたちができないこともあれば、サルたちはできて私たち人間にはできないこともあります。どちらもその生活様式に合わせて、長所や短所があります。これからも、サルたちはその生活や生息環境に合わせて進化していくとかんがえられます。
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ペンネーム 有馬成美さん からの質問
『エサをやる時になぜモナカに入っているのですか?』
エサが紙やビニール袋などに入っていたら、誤って動物に与えてしまったときに大変なことになるかもしれません。
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ペンネーム おぶくろじゅんさん からの質問
『ライオンとねこは仲良くできますか?』
こればかりは何とも言えません。仲良くできるライオンとネコもいるかもしれませんし、できないライオンとネコもいるかもしれません。でも、様々なリスクを考えるとライオンとネコを一緒にはできないです。
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ペンネーム ニコニコさん からの質問
『キリンのうんちは、体はあんなに大きいのに、うんちはなぜあんなに小さいんですか?動物同士共食いはするんですか?』
キリンは反芻動物です。食べ物は第1胃、第2胃を通り、口に戻され再びよく噛んで、第3胃、第4胃と運ばれてさらに消化・吸収しやすくして、腸に運ばれて消化されていきます。反芻動物は多くの時間をかけてゆっくりとごはんである草や葉っぱを反芻します。順番に少しずつ少しずつ、かつ着実に食べたものを消化してウンチにして出しています。キリンやヤギなどのウンチは体に比べてコロコロとした小さいウンチをします。少しずつ送られてくる食べ物は、大腸でウンチを作るときにギュっギュっとしっかり絞られて、コロコロ小さなウンチが作られているのでしょう。
動物によっては共食いするものもいます。たとえば、金魚やメダカなどは卵や稚魚を親の魚が食べてしまうこともあります。ネズミやウサギなども、落ち着かない環境だと親が子を食べてしまうこともあります。産卵や出産、子育ての時期などは特に慎重に飼育しなければなりません。
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ペンネーム エレキテルさん からの質問
『フクロテナガザルはどうやって音を出しているのですか?』
音を出す(声を出す)仕組みは私たちと同じです。ただ、声帯のつくりがちがうので、私たちのように様々な音を出しておしゃべりすることはできません。
そして、大きな声を出せるヒミツは喉元にある袋にあります。私たちも大きな声を出すときは、たくさんの空気を吸わないと出せませんよね。さらに長い時間声を出すとなるともっとたくさん空気を吸わないといけませんよね。フクロテナガザルは喉元の大きな袋にたくさんの空気を入れて鳴くときに空気を出して大きく、長く鳴いているんです!!
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『ニホンザルはなぜお尻があかいの?』
おしりが赤く見えているのは、血の色が透けて見えているからです。大人になるにつれて、赤みが増してきます。もしかしたら、大人になっている“しるし”なのかもしれません。11~3月ごろに訪れる恋の季節(交尾の時期)が、もっとも赤くなるので自分をアピールするひとつのポイントなのかもしれません。
というわけで4月3日投函分前編はここまで!!
いや~、なかなかの難問揃いでしたね(汗)
次回は後編をお送りします♪お楽しみに~♪