動物たちのおはなし
早いもので、5月中旬!!みなさまからの難問に少々手こずっております(笑)
どうぞ、気長におつきあいください(笑)
ここで、みなさまにお詫びが一つ。
前回の回答⑦ですが、29日と30日にご投函いただいた分が混ざって回答しておりました。申し訳ありません。
それから、同じ内容の質問はひとつにまとめさせていただいたものもありますので、ご了承ください。
今回は3月29日~30日分の後編となっております!!
それでは、さっそくGO!!
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『モルモットは、どうしてちいさいのですか?』
モルモットのずーっと昔のご先祖様たちの生活に合わせて、今のサイズがベストだったのかもしれません。モルモットは、野生のテンジクネズミの仲間から食肉用に家畜化されたのが始まりのようです。体が大きければ、お肉はいっぱいとれたでしょうけど、みんなのお膝の上にはとても乗せられないでしょうね(汗)
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ペンネーム ぽっぽくんさん からの質問
『ニホンザルがグルーミングで口に手をやっているのはなぜですか?』
体についたシラミやごみをとってきれいにしているのですが、食べているのかもしれませんね(ごみは食べないでしょうが)。セミやトンボなどの昆虫もとって食べるので、シラミをとって食べても問題はないかと思います。食べてしまった方が手っ取り早く確実に仕留められるのでしょう。
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ペンネーム ぴっぴちゃんさん からの質問
『どうして、プレーリードッグは、別々にいるんですか。(2部屋と運動場)』
この時期はちょうど繁殖期だったため、オスとメスを別々にしていました。今は、繁殖期が終わったので一緒に仲良く暮らしています。
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ペンネーム 匿名希望さん ほか1名 からの質問
『ぞうはなんではながながいんですか』
ゾウは体がとても重たいので、草を食べるためにしゃがんでいたらとても大変です。
長い鼻のおかげで、しゃがむことなく草を食べることができます。それに、長い鼻は木の枝葉をとったり、水を吸って口に運んだり、休む時の杖になったり、見えない足元を探ったりといろいろと便利です。
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『トラとライオンはどちらがきけんですか?』
どちらも危険ですね!どちらも力の強い肉食動物です!
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ペンネーム 原口ゆらさん ふじおかしほさん からの質問
『フラミンゴのごはんは何ですか?』
到津の森公園では、ドッグフードに似た形の「フラミンゴフード」というエサと「オキアミ」というプランクトンをあたえています。
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ペンネーム リリィさん からの質問
『動物の中で、いちばんえさの量が多いのはなんですか。』
ダントツでゾウです!ゾウは1回に50キログラムものエサを食べることもあります。
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ペンネーム 陽菜多さん からの質問
『きゅうけいじかんは、いつですか?おきゅうりょうは、いいですか?』
飼育員がいっぺんに休憩すると動物の様子を見ることができないので、交代しながらお昼休みをいただいていますよー!!お給料は・・・ご飯はしっかりと食べれていますよ!!
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『ここでいちばんおおきいどうぶつはなんですか?』
体の重さならゾウです!およそ3000キログラムあります!背の高さならキリンです!トーマくんはおよそ530センチメートルあります!
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『さるのごはんはなんですか』
動物園では、サツマイモやニンジン、キャベツなどの野菜や、リンゴやバナナ、オレンジなどの果物、麦や大豆、ドッグフードやサル用のペレット、木の枝葉などいろいろなものを与えています。野生では、サルの種類にもよりますが、昆虫、果実、木の葉っぱなど主食にしているごはんも様々です。
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ペンネーム 多久島拳紀さん からの質問
『象はなぜ目が横にあるのですか?象の名前の由来はなんですか?』
動物の目の位置は、ライオンなどの肉食動物は顔の正面に、ウサギなどの草食動物は顔の側面にあります。前者は、両方の目で立体的にみることのできる範囲が広いです。つまり、獲物を捕るときに獲物との距離を正確に測ってみることのできる範囲が広くなります。後者は、両目で見ることのできる範囲は狭いです。しかし、それぞれの目で周囲をぐるりと見ることができ、天敵をいち早く見つけることができます。
地球上のすべての生き物は様々な進化をたどって今の姿かたちになっています。ゾウにしても、化石は今から5000万年以上前にさかのぼることができるようです。しかも、まだまだ分かっていないことはたくさんあります。
ちなみに、ゾウの視力は乏しく、ぼんやりとシルエットが見えている程度のようです。その代わりにゾウの嗅覚と聴覚はとても優れています。エサをとるときなど、鼻でにおいを確認するようにとっていませんか?ぜひ、今度見てみてください!
象の名前の由来。それは、象形文字です。長い鼻のゾウの象形から、ゾウを意味する象という形が成り立ちました。漢字は中国で発祥した文字です。象の音読みは「ゾウ」。ゾウの姿が、「象」という漢字になり、「ゾウ」と読む・・・?こんな感じであっているとは思いますが、社会の先生や国語の先生に聞いた方が確実かもしれません。
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『むささびはいつみれますか?』
毎年8月に開催する夜の動物園「ITOZU YORUZOO」では、あたりが暗くなる時間から「ムササビガイド」を行います。ムササビが活動する様子を見ながら、普段お世話をしている飼育員が解説を行います。この時間帯にお越しいただければ、ムササビをご覧いただけると思います!都合により内容を変更する場合もありますので、お越しになる際には到津の森公園のホームページをご覧ください。
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ペンネーム はるっち!さん からの質問
『どうぶつはけんかしないの?何人ぐらいの人がおせわしてるの?』
動物の種類にもよりますが、ケンカをすることもあります。到津の森公園では、21人の飼育員が動物のお世話をしています。
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『飼育員の人数はどのくらいいるんですか?』
21人です!4月30日時点で当園には78種類の動物がいるので、ひとりが複数の動物のお世話をしています!!
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ペンネーム こうじさん からの質問
『オウムは、お話ししてくれるときいたのですが、どーしておはなししてもかえしてくれないの?』
まず、ひとつは気分。オウムにも気分があります。毎日お世話している飼育員でも気分によっては相手にしてくれない日もあるので、ご了承ください。
そして、相性。飼育員でも好きな人、嫌いな人がオウムによって決まっているようです。なので、性別や雰囲気、声、背格好などなど、オウムたちもよーく見ていて人の選り好みをしているのかもしれません。
お話してくれなくてもあきらめないで!!また次の機会に試してみましょう!!
私もキックにはよく「ギャーギャー!!」と叫ばれます。
私には「あっち、いけー」と言われているように聞こえるのですが・・・(笑)
いつも、いつかかわいくお返事してくれるかなと期待してあきらめず声をかけていますよ(笑)
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ペンネーム ちえさん からの質問
『.ふくろうはどうしてひるだとねてるの?』
フクロウは一般的に夜行性の動物です。昼間にずーっと寝ているわけではないのですが、夜にごはんとなるネズミを探さないといけないために昼間は休んでいる方がいいのかもしれません。
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ペンネーム ふじおかあいかさん からの質問
『さるは、どうしておしりが赤いの?フラミンゴは、どうしてピンク、黒、白がいるの。あらいぐまは、どうしてしっぽが長いの。』
サルの顔やおしりは、大人になるにつれて赤くなります。また、11~3月ごろに訪れる交尾の時期がもっとも赤くなることから、繁殖することに関係あるのかもしれません。大人になっている印。もしくは、子供を産む準備ができている印。もしくは、健康な印。などなどいろいろな理由が考えられます。
当園にいるベニイロフラミンゴは、名前の通り紅色(個体差があり濃いものもいれば、少し薄いものもいますが)をしています。くちばしや羽の一部は黒いですが、全身がクロや白いものはいません。もしかしたら、トキやサギの仲間ではないでしょうか。クロトキやアマサギは白、ホオアカトキやクロサギは黒色をそれぞれしています。
尻尾が長い動物たちはその長い尻尾で、木の上を移動するときや速く走るときに体のバランスをとっています。アライグマも、バランスをとるときに尻尾を使っています。尻尾は感情を伝えるサインにもなります。怖がっているときはシュンとしていますし、興奮して攻撃的な時は横に振って唸っていたりします。
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ペンネーム 匿名希望さん からの質問
『うさぎのごはん!はどうしてにんじんなの?』
ウサギの主食は草です。絵本などでウサギがにんじんをくわえていたりするのでそう思われがちですが…。まあ、にんじん好きなんですけどね(笑)動物園では、たまにおやつ程度に与えるくらいです。
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ペンネーム 林りくとさん 匿名希望さん ほか1名 からの質問
『動物園には何ひき動物がいますか?』
4月30日の時点で、78種類442頭羽の動物が暮らしています!
今年も動物の赤ちゃんが続々と生まれているので、成長が楽しみですね♪
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ペンネーム の上しげなりさん からの質問
『かめのこうらは、なんでとっても大きいの?』
成長に合わせて甲羅も成長しています。甲羅は体を守ってくれる重要な役割があります。体の大きさに対して甲羅が小さかったら、体を守ることができません。それに、甲羅が小さいと窮屈ですものね。みんなも小さいころの服を着るととっても窮屈でしょ(笑)
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ペンネーム の上しおりさん からの質問
『フラミンゴは、なんでかた足でながくたっていられるのですか?』
ごめんなさい。わかりません。
バランス能力が優れているのか・・・。あの体勢は意外と安定するのか・・・。
とにかく、私たちにはとても真似できませんが、鳥にとってはごく普通のことなのでしょう。
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ペンネーム 尾川裕二郎さん からの質問
『さるはなんさいですか』
ニホンザルは、去年の6月に生まれた子ザル(まだ0歳)から、30歳以上のおばあちゃんザルまで老若男女いろいろな子たちがいます!!
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ペンネーム 中村真鈴さん からの質問
『動物と人間の目の位置がちがうのはなぜですか』
動物たちの目は大きく分けると前向きについているか、横向きについています。私たち人間は前向きについていますね。前向きについている動物は他にライオンやトラ、サルの仲間などがいます。狩りをするためや木から木へ飛び移ったりするためには対象物との正確な距離を測れることが必須条件です。横向きに目がついている動物はロバやシマウマ、ヤギやキリン、ウサギなどがいます。周りを広く見渡して、いち早く危険に気付けることは生き残ることにつながります。
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ペンネーム まおさん からの質問
『フクロウはどうしてくびがじゆうじざいにうごくの?』
フクロウは一見首がないように見えますが、実は首の骨は意外と長いです。というのも頸椎は14個あって、しなやかで頸部の筋肉も柔軟なので大きくすばやく首を回すことができます。
フクロウたちの目は眼球が眼窩(がんか)に固定されているので、私たちのように顔を動かさずに目だけを動かして物を見ることができません。なので、顔を上下左右に約180度近く回転させることで、体を動かすことなく広い視野を確保しているのです。
ふーーーー(汗)
3月29~30日にご投函いただいたご質問は以上です。
次回は、3月31日と4月1日分をお送りします!!お楽しみにーーーー!