動物たちのおはなし
みなさんこんにちは!
月に一度の恒例イベント!「ゆめある動物園プロジェクト」!!
記念すべき第70回目は、「大人のためのチンパンジーウォッチング講座」を開催しましたよ~!
「『大人のための』イベントに惹かれた」という方や、「動物の行動観察の仕方を最近学び、実践してみたかった」という学生さん、はたまた、「十数年前に来園した時に、幼いキララ・クララとガラス越しに遊んだ思い出が懐かしくて」という方まで、当日は12名の方々にご参加いただきました!
まずは飼育員お手製の冊子に沿って、チンパンジーという動物そのものや、その暮らしぶりなどについてちょこっとご説明。
そして、チンパンジーの代表的な表情や行動を、写真や映像で解説しました。
その後、チンパンジーに与えるフィーダーを作りましたよー!
※フィーダーとは…日本語では「給餌器」と呼ばれ、エサを入れる器のこと。動物園では、動物がひと工夫しないとエサが食べられない仕掛けが施されたものなど、動物の様々な行動を引き出す仕組みのひとつとして使われることが多い。
今回つくったのは、段ボールや紙袋の中に干し草を入れ、そこに小さく切った野菜や果物を隠すというモノ!これがなかなか楽しい作業で、みなさん思い思いにフィーダーをつくっていましたよ~!
フィーダーをつくった後は、いよいよチンパンジーの観察へGO!
最初に、どの個体が誰なのかを見分ける「個体識別」の方法について解説。
普段のガイドでは「マリオは○○な性格で~」や「ミルクはイチゴの娘で、よく一緒にいますよ~」などなど、特徴的な行動や個体間の関係も一緒にご紹介するのですが、今回は外見のみで見分けていだだこうと考えていました!
私たち飼育員の主観的な視点が、観察内容に影響してほしくないですからね!
ある程度の見分けがつくようになったら、いよいよチンパンジーの観察をスタート!
フィーダーをチンパンジーの運動場にセット!
みなさん真剣に観察してくれていました!発見した行動を観察シートに書き書き・・・
観察を終えた後は、どんな行動が見られたかを発表していただきました!
みなさんそれぞれがたくさんの行動を発見してくださり、みなさんの観察眼に脱帽でしたよ!
最後は全員で記念撮影!掛け声は「はい、チンパンジー!」で!
今回のイベントを通じて、さらに動物や動物園を好きになっていただけると嬉しいなぁ・・・
次回の「ゆめある動物園プロジェクト」は、小学生を対象に、動物園で自由研究をやっちゃいますよ!詳しい内容は、あらためてお知らせしまーす!